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統一経済圏で合意・ウクライナも遅れて参加 [国際]

ウクライナがEU加盟を最優先するとしてきたことから、成立することが絶望されていた「統一経済圏」。ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、カザフスタンの4ヶ国が、「統一経済圏」の具体的な創設作業を開始することで合意した。注目されているウクライナは統一経済圏に段階的に加わることで基本合意した。

まず、統一経済圏を形成するのに必要な93本の法律のうち、ウクライナを除く3ヶ国が、12/1までに29本を一括採択し、続いて来年3/1までに15本を一括採択するとしている。これらの法律は、関税と輸送・通行料金の共通化や調整ルールを盛り込んたものであり、この時点で自由貿易圏が形の上で創設できることになるという。また、ウクライナは、準備ができ次第、関連法を採択する形で遅れて参加するということになった。

それにしても、ロシア、ベラルーシ、カザフスタンの3ヶ国では、人口約1.7億人(ロシアだけで1.4億強)でロシア主導ということはぬぐい去ることは出来ないが、EUであれば、域内人口4億を超え、経済力でもロシアの比ではない大規模なものである。そこに5000万人の人口を抱えるウクライナがEUではなくロシアを選んだというのはどういうことなのだろうか。全体の人口の割合ではEUの方が小さくなるが、EU諸国はドイツが8000万人の人口を抱えているが、飛び抜けた国はない。ウクライナはドイツ、イギリス、フランス、イタリアに次ぐ人口を抱える国となり、国土は最も広い国となるだけに、それなりの影響力を得ることが出来ると思われるが、現在の国力では、旧西側諸国が進出してきたらかなわないということなのだろうか。また、交渉において、ロシアから供給されているエネルギーや資源を盾にされたということなのだろうか?(それ以外、思い浮かぶ理由がないのだが...)この理由を説明できる方がおられたら、コメントかTBでお願いします。


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