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スギヒラタケから青酸検出 [科学/技術]

腎機能障害のある人が食べて急性脳症になり死者も出たスギヒラタケから、シアン化水素(青酸)を検出したとする研究結果を、浜松医大や滋賀大などのグループがまとめ、福岡市で27日から開催されている日本法中毒学会で発表した。

青酸を微量含んでいるキノコとしては、エリンギやマイタケなどが知られている。人間の致死量は0.06gとされているが、含まれている量は1/1000以下で、食用としては問題ないとされている。

こうなると、去年、秋田県や山形県などで、スギヒラタケを食べた59人が急性脳症を発症し、その中の19人が死亡したという事故の原因となったのではないか、という疑問が出てくる。しかしこれに関して、実験グループの権守浜松医大助手は「スギヒラタケから青酸が検出されたのは初めてだが、含有量や急性脳症との因果関係は、まだ分からない」としている。つまり、まだ研究不足ということである。

今回の発表は、スギヒラタケを加熱して気化させ質量分析計で調べたところ、青酸の存在を示すデータが表示された。実験に使った試料は採取から時間がたっていたため青酸の量は測っていない、ということで、今秋に新しい試料で詳しく測定する予定という。

ということなので、今後の研究分析を急いでもらいたいものである。で、どの程度の青酸を含んでいるのか、どの部分に多く分布しているのか、腎機能障害と本当に関係するのか、というようなことは包み隠さずに発表してもらいたいものである。(ひょっとしたら、未知の物質が含まれていて、それが病気と関係している、というような新発見になるのかも...?)



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