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またもトラブル・JALウェイズ58便&JAL [事故]

8/12にエンジントラブルによって福岡市街地に部品をばらまくという空襲のまねごとを行ったJALウェイズ58便(福岡発ホノルル行き)だが、8/30の同便(DC10)でまたもトラブルを起こした。滑走路を走行中、機体の不具合を示す警告灯が点灯し、離陸を中止して点検したが、異常は発見できず、約2時間遅れで離陸したものの、それから約1時間後の23:10すぎに、飛行中に同じ警告灯が点灯したため、行き先を関西空港に変更して着陸した。

原因調査のために、同便の運行を中止させ、乗客は31日午後のJAL便でホノルルに向かうことにしたというが、そんなにもトラブルが出る機体を使っていて、大丈夫なのだろうか?今回点灯したのは、機体に氷が付くのを防ぐための設備の一部が正常に動いていないという警告だというが、DC10はかなり老朽化している機体でもある。大きなトラブルを起こして事故に繋がらなければいいのだが、JALの整備、点検は信用することもできないというのもまた事実である。

更に、30日の朝8:20頃には、羽田発山口宇部行きのJAL1641便(MD-90)が、滋賀県上空付近を飛行中に水平尾翼の昇降舵が左右で異なる動きをしていることを示す警告が計器に表示され、同機は目的地を大阪(伊丹)空港へ変更し、8:48に着陸した、というトラブルも発生している。こちらの方は、点検の結果、計器の誤表示と判明し、感知装置の一部を交換し、10時すぎに山口宇部空港へ向け離陸している。

更に、17:30頃には、羽田発山口宇部空港行きのJAL1647便(MD90)が大津市上空を飛行中に操縦室の音声無線装置が2系統とも受信できなくなり、管制との交信が不能になった。機長は規定に従って、通常は運航情報を日航とやりとりするデータ通信システムを使って、文字情報で無線装置の故障を管制に通報した上で飛行を続行し、定刻より5分早く山口宇部空港に着陸した。
音声無線が2系統とも使えなくなるトラブルは珍しいことであり、JALは同機を羽田に戻して詳しい原因を調べるとしている。

一日に同じようなトラブルが同じ会社で起こるというのは異常としか言いようがない。いずれもが無傷災害とはいうものの、ハインリッヒの法則を考えたら、これは確実に重大災害を起こす序曲と言うことが出来る。しかも、1つは先日のトラブルと同じ便であり、残りの二つは同一日の同じ路線である。ここまでくると異常も異常である。(このような、同じところで発生するというのは、天の声が大事故を予言しているように思える。)

原油価格の高騰によりジェット燃料費も高騰しており、航空各社はそれを運賃に転嫁しようとしているが、JALはいっこうにトラブルが減る傾向にないことを考えたら、事情は理解できるが、とても納得できるものではない。(トラブルに巻き込まれる可能性が他社に比べて高いのだから、それに見合った運賃は安くて当然である。)

北側大臣さん、まもなく退任になりますが、退任する前に「JALの全面運行停止徹底した全機の点検・整備」を指示してくださいな。(放置していたら、本当に死者が出る事故が発生しますよ。)



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