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富士写真フイルム、マイクロフィルム値上げへ [時事ネタ]

富士写真フイルムは、文書を長期に保存するために使うマイクロフィルムやその関連製品について、来年1/4から卸価格を5~20%値上げする、と発表した。値上げ率は、マイクロフィルムが5~10%、監視カメラや顕微鏡用の記録フィルムが20%、現像用の薬品が10%などとしている。値上げの理由は、主な原材料である原油の価格が高騰しているためとしている。

また、データをデジタル保存するDVDなどが普及したことで、マイクロフィルム関連製品の売り上げはここ数年、前年比2割減のペースで減っていて、コスト上昇を合理化で吸収できなくなっているという。

写真に関しても、今ではデジタルカメラの売り上げは伸びているが、フィルム写真の方は売り上げが減少している。富士写真フイルム、イーストマン・コダックと共に世界3大ブランドの一つである「アグフア」のドイツのアグフア・フォト社が破産申請をするというように、既に前時代のものになりかけているフィルムであるだけに、値上げの方向となるのは仕方ない所がある。(いずれ、写真フィルムも値上げの方向になるのは容易に想像される。)

今回の値上げは「原油価格の高騰」とは言っているが、その言葉を額面通り受け取ると、ガソリン、灯油などに続いて「値上げの波」がやって来たということになる。しかし、それだけに収まらないことを覚悟しておかなければならない。(流通コストの上昇により、物価全体の上昇に必ず繋がることになる。)



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