SSブログ

車内に残った客に驚いて事故 [事故]

1日11:35ごろ、神戸市兵庫区の市道交差点で、回送中の神戸市バス(阪急バスに営業委託)の運転手が、車内に残っていた男性の乗客(35)が運転席に近づいてきたのに気を取られ、前方のミニバイクと衝突するという事故が発生した。バイクを運転していた49才の男性会社員が両腕打撲の軽傷を負い、運転手と乗客に怪我はなかった。

このバスは、11:30ごろに終点の神戸駅に到着したが、この運転手は乗客全員の下車を確認せず、車庫に向け発車した。その時、座席で寝込んでいた男性乗客には気づいていなかった。その後、この乗客が目を覚まし、運転席に近づいてきたため、驚いて振り返り、交差点の左側から出てきたバイクに気付くのが遅れたという。

これは、完全に運転手のミスである。折り返して営業運転をするのであればともかく(本当はこの場合でも車内の確認を行うべきである。)、車庫に入るのであれば、車内の確認を行うのは当然である。しかも、神戸市バスといえば、6月に運転手が車内の乗客に気付かずバスを車庫に入れて施錠し、その乗客を一晩車内に閉じ込めるという問題を起こしている。(それについてはこちらで述べています。)

その時の運転手は処分するということであったが、その処分は下っているであろう。が、その記事で述べたが、こういう問題を起こした場合は、運転手を処分するよりも、再発防止のために他の全運転手に対して「点検を行うことを徹底するように指導する」ことの方が重要である。あれから2ヶ月ちょっとで同じような問題を起こすのだから、再発防止策は行われなかったのではないだろうか。(どうして「他山の石」として日常業務に取り入れようとしないのか。そういう小さな事の積み重ねが問題を発生させることを防ぐことに繋がるということが分からないのだろうか?)

運転手の責任を問われるのは当然であるが、これは管理者側の管理責任も問われるべきである。神戸市バスは直ちに再発防止策を打ち出つなければならない。また、他のバス事業者も、全運転手に対して「点検の徹底」を指導するべきである。



共通テーマ:ニュース

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。