オバカなスリ・届け出て御用 [事件]
兵庫県警鉄道警察隊は、窃盗の疑いで25才の無職の男を逮捕した。が、この男がまたまたオバカなので笑ってしまった。
事件は、2日の未明1:10頃、JR神戸駅南口近くの路上で、その場に寝ていた41才の男性のズボンの後ろポケットからサイフを盗もうとした。その時、ポケットの口が閉まっていたので、口を広げようとしてライターで縫い目をあぶっていた。しかし、この男性が動かないので、倒れていると思い、近くの鉄道警察隊本部に「ライターで火を付けても動かない」と届けたというのである。で、不審に思った隊員に追及され、財布を盗んだと認めたというのである。（それで逮捕となった。）
そんなことを言ったら誰でも怪しいと思いますよ。ライターはたばこに点火するためのものであり、人に火をつけるものではない。人によったら、焼き殺そうとしているのではないか、と思われてしまっても当然である。「人が倒れています」と届ければ、不審に思われることも無いでしょうが、そんなことも分からないのだろうか？
でも、「放っておいたら死んでしまうと思った」と供述しているこの犯人。殺伐とした世の中となっている現代では、暖かさを感じることにもなる。しかし、他人のサイフを盗むことは許されないことに変わりはない。その点については、しっかりとお灸を据えてもらい、反省してもらいたいものである。