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豪州・長年のミステリー決着 [国際]

オーストラリアで、今から38年前の1967年12月17日に、当時の首相であるハロルド・ホルト首相が、ビクトリア州メルボルン南方のチェビオット・ビーチから泳ぎに出たまま行方不明になった「謎の失踪」について、地元ビクトリア州の検視官は、ホルト氏が荒波にさらわれて水死したとの最終判断を下し、失踪をめぐる議論に約38年ぶりの決着をつけた。

首相の失踪ということで、「中国のスパイで中国の潜水艦に連れ去られた」とか、「護衛にボートに乗せられた後、ジュネーブに行って愛人と暮らした」といった諸説が流されていて、大きなミステリーとされていた。

諸説が流れるというのは、捜査当局が十分な発表を行ってこなかったことと、マスコミの興味本位の報道が行われたことを否定できないが、「謎」という言葉に誰もが興味本位で好き勝手なことを口にするからである。時間がかかったものの、結論とは実に簡単なことであった、という見本のような結論であったが、世の中で「謎」と言われていることは、たいていはこんなものである。

が、首相が水死したということであれば、これはこれで新たな問題を提起することにもなる。どこかの国の大統領は「休暇」と言って「白い家」から出て保養地に行くことをしているし、その国に尻尾を振るだけの某国の首相も呑気なことをしている。少なくとも国家元首となる大統領や、その国の最高指導者となる首相には、私的な生活を出来る限り制限して、24時間公務に就いてもらうようにしてもらいたいものである。(24時間というのが嫌だったら、大統領や首相にならなければいいだけのことである。)



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