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窃盗犯も努力はします [事件]

現在窃盗罪で公判中の男性被告(55)に対して、埼玉県警は106件の窃盗容疑で追送検したと発表した。窃盗の常習者というのであれば特別珍しいものでもないが、この被告はあまりにも度を超しているのである。

この被告は、1998年11月から2005年1月の6年ちょっとの間に、合わせて308件、約6775万円相当の盗みをはたらいていたことが確認されている。(確認されていないものがあるかもしれない。)つまり、平均すると、1週間に1件のペースで盗みを働いていたと言うことになり、1ヶ月に約94万円を稼いでいたことになる。で、盗んだ金は豪遊するのに使ったり、好きなタンチョウを観察するために何度も訪れた北海道釧路市までの旅費にしていたという。

しかも犯行については努力していることが分かる。昼間は住宅街をスーツ姿で下見していて、一戸建てを中心に狙いを定め、住人の出かける時間帯などを調べていて、事前に電話をかけてターゲットとした家人の不在を確認してから空き巣に入っていたというのである。で、侵入すると、現金やキャッシュカードを盗み、暗証番号を知るために健康保険証なども盗んでいたという。

本気で盗みに入り、それを成功させようと考えるのであれば、これぐらいの準備をして、確実に成功するように色々と努力をするのは正論である。また、このように下準備に努力してこそ、初めて犯罪を行う資格があるというべきであり、世の中を賑わしている無計画な犯罪者たち(こういうのをオバカと言うのである)は見習うべきである。とにかく、無計画な犯罪者たちのニュースを聞いていたら、お笑いのネタのようにしか思えないものばかりである。何事を行うにしても努力はするべきなのである。だからと言って、準備の努力を行ったからと言って、犯罪を行って良いというものではない。(当然ですが、犯罪を推奨しようという意図は全くありません。



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