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大阪の銭湯値上げへスタンバイ [時事ネタ]

原油高が続く中、大阪府公衆浴場入浴料金審議会が、府内の銭湯の入浴料を値上げする検討を始めた。前回の値上げは2000年10月であり、その時から料金は360円となっているが、約5年ぶりに値上げとなるのは確実となった。値上げ幅は30円程度とする模様で、同時に洗髪料(10円)を廃止することを検討中という。値上げ幅や時期が決まれば、大阪府知事に答申することになる。

ちなみに、現在の状況はというと、お湯を沸かすのに使っている重油の値段は、1年前に比べて約1.5倍に跳ね上がり、銭湯1軒の平均入浴者数は1日122人(2004年)という所まで減少している。(これは1999年(5年前)と比べて約2割の減少という。)

公衆浴場の利用者数は大阪府に限らず、日本中何処でも減少が続いていて、廃業も相変わらず続いている。そこに、最近の原油価格の高騰があるから、こういう動きが出てくるのは当然である。というよりも、もっと早く値上げの動きが出てきていてもちっともおかしくない。大阪府が値上げを決定すると、他府県もそれに続いていくことになる可能性がひじょうに高い。

原油高の影響の波がいよいよ身近なところに迫ってきたということでもあり、来年1月からは航空料金の値上げ(JALは決定、ANAも確実になった)が控えている。その他、石油製品の価格上昇も既に始まっており、ガソリン価格の上昇による輸送コストの増加によってありとあらゆる物の値上げが迫っている。来年2006年は物価上昇で始まるという年になるのは、どうやら確実である。(それにしても、政府は景気は回復しているという呑気な発言をしているのだから、無駄飯喰らいとしかいいようがない...)



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