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続・全日空操縦マニュアル流出犯は機長だった [不祥事]

全日空のジャンボ機操縦マニュアルが盗まれて、それがインターネットのオークションで販売された事件(こちらで述べています。)で、マニュアルを盗んだとして窃盗容疑で逮捕された全日空の機長を、全日空は12日付けで懲戒解雇処分としたことを明らかにした。また、この元機長の上司2人についても所属長からの厳重注意処分とした。

また、全日空は管理体制を見直し、マニュアルを置いた部屋の責任者が不在の場合は本棚に鍵をかけ、マニュアルの有無を定期的に点検することにした。マニュアルに付けた番号や配布先リストによる所有者の管理も徹底するとしている。

ということは、今までの管理というのはいい加減にしていたということでもある。また、今回のような事件が起こるということは想定していなかったということも出来る。つまり、危機管理が全く出来ていなかったということを証明したにすぎない。

それにしても、 部屋の責任者が不在の場合は本棚に鍵をかけるということは、マニュアルを見ようと思ったら、必ず部屋の責任者が一緒にその場にいないと見ることが出来なくなるということになる。つまり、ちょっと見ようと思っただけでも部屋の責任者がいるかを確認しないと見ることが出来なくなる。盗難防止とはいうものの、これはこれで考えものでもある。

となると、今度は簡単に見ることが出来るように、ということから、マニュアルのコピー(かなりの分冊ということになるだろう)が出回るというような可能性が考えられる。(この場合は、少なくとも部屋の責任者が関係することになるだろう。)そういうことは考えているのでしょうね、全日空さん?



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