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ペットボトルの回収率鈍る [時事ネタ]

環境省が、容器包装リサイクル法に基づいて全国の市町村が2004年度に分別収集したペットボトルは、前年度比12.6%増の23万8456トンに上ったと発表した。しかし、2004年度のペットボトルの生産量は、前年度比で17.7%増加の51万3712トンとなったため、自治体の回収率は2.1ポイント下がって46.4%となった。

一方、民間業者による回収量は前年度の1.5倍の8万1424トンになり、自治体と合わせた最終的な回収率は62.3%(2003年度は60.9%)と僅かながら上昇した。

これにより、ペットボトルの使用量が増加している(今後も増加していくことは間違いない)のに自治体の努力が足りないということが明らかになった。量としては少ない(それでも、自治体の1/3まで伸びた)とはいうものの、民間が伸びていることで全体をカバーしたということになった。

2004年度には「平成の大合併」により自治体の数が大きく減るということがあったが、ひょっとしたらその影響があったのかもしれない(異なる自治体が同一自治体となり、業務の統一に時間がかかった等)が、それを理由にすると、市町村合併によるメリットの一つである「効率化」を否定することにもなる。(特殊事情と言う逃げ道はある。)

ただ、市町村に回収を行わせる現在のリサイクル法では限界も見えている部分もある。(余りにも業者の負担が大きい。)更に回収率を上げるためにも、環境省は新たな政策を打ち出す必要がある。しっかりと考えろよ!



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