SSブログ

大阪府・青少年健全育成条例改正撤回へ [時事ネタ]

こちらの記事で述べているが、大阪府が青少年健全育成条例を改正しようとしていたが、この案を撤回することになった。とにかく、ゲームセンター、カラオケボックス、インターネットカフェ、映画館、ボーリング場などを対象施設として、16才未満の青少年に対しては19時から翌朝5時、18才未満の青少年に対しては22時から翌朝5時までの間、立ち入り禁止にしようというものであり、保護者同伴でも禁止としていた酷い内容であり、更に対象となる施設の選定理由も訳が分からないものであったのだから、こういうことになることはある程度は予想していた。(保護者同伴ならゲームセンターを除き22時まで認める方針に変更したのである。)

府民からは「厳しすぎる」などと反対意見が殺到し、特にボウリング場については、高校のボウリング部や府ボウリング連盟、大阪体育協会などから「ゲームセンターと同列ではイメージが損なわれる」「国体の正式種目になっている」というクレームが寄せられたこともあり、22時までは認めると共に、保護者だけでなく指導者の同伴でも認めることにした。(要するに、改正案は撤回ということになった。)

それにしても、「クレームが多数寄せられた」ということを理由にして撤回というのだから、実に情けない議会である。本気でこの案を成立させようとしていたのであれば、多少のクレームが寄せられてもそれに対する反論を行って、「従来の条例ではこういう問題があり、改正案ではこういう効果がある」ということを説明できるはずであるが、それをしなかったというのは、適当に数字を改正しようという程度の意識であったということになる。

まあ、まともな改正案を提出できるのであれば、今のような破綻寸前という財政状況にはなっていなかったであろう。それだけ酷い大阪府議会ということである。



共通テーマ:ニュース

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。