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NHK、職員削減へ [不祥事]

受信料不払いの増加で財政が行き詰まっているNHKが、全職員の約1割にあたる1200人の削減を検討していることが明らかになった。これは一連の不祥事を受けて会長が20日に発表予定の「新生プラン」に盛り込むとしている。尚、1200人の人員削減というのは、NHKとしては過去最大の規模になる。

ただ、その中身を見てみると。2006年度からの3年間で、定年退職者の不補充や新規採用の抑制などにより、職員約1万1700人の約10%を減らすとしていて、指名解雇などは行わない見通しという。

これを聞いて真っ先に感じたことは、「相変わらず役所的な発想しか出来ないオバカ組織である。」ということである。とにかく、新規採用を抑えること、定年退職者の補充をしない、というのは、人員削減では最も手を打たないで済む策であり、一番簡単にできることである。しかし、これを行うと、将来に必ず問題が生じることは明らかである。(1年間だけというのならばまだ分かるが...)3年間と言うことにしているが、その間は確実に将来の戦力となる新人に対して、これまで蓄積された技術やノウハウを十分に伝えられなくなりる。特に放送局となれば、現場での経験は大きな財産になるだけに、これは大きなしっぺ返しがやって来ることになる。(その分、更に外注化を進めることになり、ますます技術が低下するという悪循環に陥るだけである。)

まあ、NHKは半分は国営という所があるから、潰れることはない、という考えが根底にあるので、こういう前時代的な人員削減案しか出てこないのであろう。(少なくとも「リストラ」と言うことは出来ない内容である。)

人員削減に対してがこの程度のものだから、「新生プラン」の中身というのはお笑いになるのでしょうね...



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