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アスベスト使用の町営住宅で住民移転検討 [時事ネタ]

神奈川県湯河原町は、町営住宅3棟の天井にアスベストが使用されていることが分かったと発表し、その住宅に住んでいる全47世帯(97人)の移転を検討しているという。

湯河原町によると、これら3棟は鉄筋コンクリート造りの4階建てで、1971~1975年に建設されたものであり、今年7月の調査によって、1Fから3Fの計36戸の天井部分の合計1246㎡に吹き付け石綿が使われているのが見つかったという。

湯河原町の対応が国と違っているのはここから先である。(住民に直結しているから、当然と言えば当然だが...)町は入居者に対して約2km離れた公共住宅に移転してもらい、アスベストの除去作業を行う予定という。また、現時点では健康被害を訴えている人はいないが、希望者には健康診断を受けてもらう、としている。

とにかく、今まで国は放置していて、更にその対策に関しても及び腰である。今までの怠慢行政の責を問われるのは当然であるが、これだけ大問題になっているのに、国が指針すら示せないというのは何をしているというのか。(今や、郵政よりも、税制よりも、年金よりも、国連よりも緊急性を有する事項である。)個別の対応を国が行うというのには無理があるが、法的な救済策やアスベストを排除するための資金援助、健康診断の補助などは国がリーダーシップを取って対応するべきことである。まあ、全ての国民を守ろうという考えが無い現在の政府だから、このように放置するというのは当然なんでしょうが、それが国の政府と言えるのであろうか?



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