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ブラジル警察の失態 [不祥事]

ブラジルの連邦警察が失態を演じた。リオデジャネイロ中心部にある連邦警察の庁舎で、ポルトガルへの大がかりなコカイン密輸事件摘発で押収したばかりの約90万ドル(約1億円)相当の現金が金庫から盗まれていたのが分かった。この事件は、2年間の内偵捜査が実って輸出用の冷凍肉に隠したコカイン1.6トンを押収し、更にドル、ユーロ、レアル(ブラジルの通貨)など現金を押収した。それによって国連薬物犯罪事務所からも称賛されたばかりであった。

土曜から月曜の朝にかけて、何者かが扉をこじ開けて連邦警察の庁舎内に侵入し、別の場所に保管されていた鍵を使って金庫を開け、現金を持ち去ったと見られている。

ブラジルでは、少し前に地下道を掘って銀行の金庫にあった大量の現金が盗まれるという事件が起こったが、こうも簡単に大金が盗まれるというのは、保安の面が完全でないということになる。(今回は、内通者がいた可能性を否定できないが。)

ただ、何でもそうだが、完璧なシステムというものはこの世には存在しない。何処かに欠点があり、その改良を繰り返して、危険の少ないシステムが用いられているのである。

連邦警察としたら名誉回復とばかりに必死になって犯人を追うことになるだろうが、同じ過ちを繰り返さないためにも、原因の解明と対策を行うことを忘れてはならない。

尚、警察という所は、基本的に休日というものはない。(職員はシフトで休日を付与すればいい)曜日に関係なく、体制を整えておくべきである。(それが公務員であり、これはブラジルに限らず、世界中のどの国に対しても当てはまることである。)


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