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全日空機が緊急降下 [事件]

相変わらず続いている航空業界のトラブル。今度はANAである。29日18:50ごろ、大分発羽田行きのANA198便(エアバスA321、乗客乗員172人)で、機内の気圧を保つ与圧装置の異常を示す表示が出たため、機長が客室内に酸素マスクを出した上で、高度を約2500mまで緊急降下させた。その後、19:33に羽田空港に緊急着陸した。怪我人はいなかったが、1人が耳の痛みを訴えて、病院で診察を受けたという。

この機は、18時すぎに大分空港を出発した後、2系統ある与圧装置の両方で異常を示す表示が出たという。そのため、国交省では、機内で実際に気圧低下が起こったと見ている。ANAは、気圧が下がった程度や原因を調べるとしている。

計器のトラブルによる誤報であれば、システムの問題ということになるが、今回は最近続いているそういうものとは様子が違うようである。実際に機内で気圧が下がったとなると、程度によっては(最悪の場合)空中分解、墜落という所にまで発展する可能性がある。(「最悪」という事態は、1つの要因に他の要因が重なって起こることも想定する必要があり、はっきり言って何が起こるか分からないのである。)それだけに、今回の原因解明はしっかりと行い、再発防止に努めてもらわなければならない。

それにしても、ANAはJALに追従するかのようにトラブルを起こしている。JALと共に事故レースでもしているかのように感じてしまう。JALの信頼が地に落ちている今こそ、一気にJALから旅客を奪い取るチャンスなのに、そのチャンスを放棄するようにトラブルを起こすのだから、救いようがない。どうやら、「日本にはまともな航空会社は存在しなくなった」という日が現実となってやって来たようである。(飛行機の利用は、出来る限り避けることにしたい。)


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