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アメリカ国連大使、分担金改革を訴える [国際]

アメリカのボルトン国連大使は、下院外交委員会の公聴会に出席し、今後の国連改革の重点として国連分担金の改革を挙げた。アメリカは日本の安全保障理事会入りを支持しているが、全体の約2割を負担している日本の国連分担金の多さが支持の理由の一つと明言した。しかし、その背後には、日本が口にした分担金の見直しに賛成することで、アメリカの国連分担金の負担を減らしたいという思惑が見え隠れする。

また、大使は、日本の常任理事国入りについては支持を改めて表明したが、ドイツと日本の分担金の多さを指摘していて、「もし常任理入りしなければ分担金負担に影響する懸念もある」と言及し、特に日本については分担金額が「米国が日本の常任理入りの方法を見つけるために力を注いでいる理由の一つだ」とも述べた。そうして日本を常任理事国にして、アメリカは日本と共に国連分担金の負担率を減らすように仕向けたいのである。で、いざ風向きが悪くなったら、「負担を減らしたいと言っているのは日本だ」ということを口にして逃げ、悪者は日本だというように印象づける用意もしている。(結局、日本はアメリカにいいようにあしらわれるだけなのである。)

そのような国連で、外交については三流以下の国である日本が常任理事国になって何が出来るのであろうか?もっと本腰になって戦略を練らないことには、日本は国連の財布になってしまうだけである。ものほしさたっぷりに常任理事国になりたい、なんて口にしていると、いいようにたかられるだけである。



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