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ケータイ刑事銭形泪37話(2nd.24話・アナザー・ストーリー) [ケータイ刑事]

MBSでの放送もあと僅か。「銭形泪」の2nd.シリーズは本当に面白い。

歴史の勉強をしている泪、そこに柴田登場。泪は世界史のことを尋ねるが、全て1939年の出来事。柴田の覚え方では役に立たない。でも、泪ちゃん、IQ180だったはず。(歴史は苦手ということなんです。ウェ~ン)そんなところに「M-28」のシベリア超特急がやってくる。今回の作戦命令は「アドルフ・ヒトラーを迎撃せよ!」。

ヒトラーは、自殺などしておらず、第二次大戦直後にベルリンを脱出しているというのである。(歴史の教科書では自殺したことになっているが、それは「スターリンの陰謀」というのである。また、後に柴田の解説によると、ヒトラーはUボートでアルゼンチンに脱出し、更に南極に逃亡し、そこでナチスと宇宙人が地球制服計画を練っている、らしい。→なんというスケールの大きな物語なのか!!)でも、さすがは泪ちゃん。ヒトラーが生きていたら現在115才、…と冷静に考える。が、柴田は「クローンを作っていたら?」(本当に鑑識の人間なのですか、柴田さん?)

第三帝国日本支局、宣伝課長の世是不・月経流巣(ヨゼフ・ゲッヘルス:日本人?ドイツ人?、それにしても、半海さんの怪演が光る!)が自慢げに語る。そして、裏切り者を粛正すると語る。で、泪の目の前で銃を撃つ仕草をする。(本人は銃を持っているつもりだが、実際には銃は持っておらず、その仕草だけ。)で、「警視庁から入電中」というお馴染みの着ボイスで泪にメールが届く。公園でヒスの射殺死体が発見される。銃は発見される(ヒトラーの指紋が出てくる。)が、銃弾は発見されず(被害者の体を貫通していない。)。

そこに泪の携帯に「大本営発表!!」という着ボイスで閣下からのテレビ電話の着信。「ヒトラーとスターリンは信用でけん。」で、作戦変更。「森を隠すなら、木に隠せ」と閣下のお言葉。泪は「食べられません、勝つまでは」(こういうノリ、大好き!!)

で、泪はその犯行のからくり(消えた銃弾の謎)を推理して犯行を暴く。が、月経流巣は新たな殺人を予告する。で、柴田が答えた数字から、ターゲットは衛瑠羽院・怒目流(エルウィン・ドメル)となる。聖杯を使って毒殺しようとするが、泪たちの前ではその仕草だけだが、月経流巣は聖杯を手にしたつもりになっている。が、実際に離れた場所で、青酸カリ中毒で怒目流の死体が発見される。しかし、青酸カリは発見されないのである。これはナチの高度な科学力によるものなのか?泪はこの事件の謎を解けるのか?

が、柴田はお手上げ状態でナチの科学力に脱帽してしまい「ハイル(入る)、ヒトラー。ナチスに入党して、スパイするしかない」(柴田らしいギャグである。その時の泪ちゃんの表情が実にいい!)「こんにちは、ドイツ人・柴田・ルードヴィヒ・太郎」というように壊れてしまう。が、泪のお得意の嘘泣きで、それを阻止する。で、泪は「回らないお寿司」をゲットすることに。更に、泪の見事な推理で「謎は解けたよ、ワトソン君」と、さすがは泪ちゃん。いつもの「アタシの泪で溺れなさい!」で月経流巣を逮捕し、見事に事件を解決して「作戦終了」。(この後、回らないお寿司屋さんを発見するも、柴田に逃げられて、お預けに...)

尚、今回の物語は、実はいろいろと奥深いものがある。とにかく、ナチ時代のドイツを扱った物語はいくつかあり、それらがベースにある。特に、ヒトラーがベルリン陥落直前に南米に逃亡を行ったというものが今回のベースにある。当然、これに似たアイデアの映画が実際にある。それは、1946年のフランス映画「海の牙」(ルネ・クレマン監督、アンリ・ヴィダル、ポール・ベルナール主演、1947年のカンヌ映画祭において「冒険探偵映画部門」で作品賞を受賞している。)で、ナチ高官が第二次大戦末期にオスロから南米に潜水艦で脱出する、という物語である。(情報協力:G.I.A.)但し、この映画の物語では、ナチ高官が脱出するものであり、ヒトラーが脱出するものではない。

また、ナチの残党が保存されていたヒトラーの血液からヒトラーのクローン人間を作り出す計画を立てていた、という1978年のイギリス映画「ブラジルから来た少年」(フランクリン・J・シャフナー監督、ローレンス・オリヴィエ、グレゴリー・ペック主演)という作品もある。柴田の言葉というのも、的を外れているとは言い難いのである。(ヒトラーのクローンが生まれていたら、60才の手前と言ったところと思われ、第三帝国の組織としてもそれなりのものになっているだろう。)

このように、ナチス・ドイツの後日談となる物語はいくつか存在する。(当然、後日談ではない物語も数多くあるが、ここでは省略する。)更に、TV作品では、「空飛ぶモンティ・パイソン」でヒトラーが脱出という物語があるという。(この作品については未確認。)

また、聖杯については、劇中で泪が語るように、1984年の映画「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」(シリーズ第2作)で、インディとナチス・ドイツとの間の争奪戦という形で登場する。

こうして考えると、知らなければ知らないで、謎解きミステリー作品として楽しむことが出来る本作であるが、知っていれば更により楽しむことが出来るようになる。「ケータイ刑事」シリーズは奥が深いのである。→DVDを購入しても、後になってそのネタが分かった場合、もう一度楽しむことが出来るということで、購入することを考えよ~。

この作品について書く場合のBGMは、当然のことながら『泪の海(TVバージョン)』となる。(ルイルイ♪)しかし、この曲は1分ちょっとしかないので、これ1曲では寂しくなってくる。ということで、2nd.シリーズ第15話のEDに流れたもの(泪ちゃんがアイドルのように踊っている所です)、「バーボン刑事」(これも2nd.15話より)の3曲をリピートとする。その他も加えたいが、『ポン踊り』はちょっとイメージが合わないし...(「ケータイ刑事 銭形泪」に相当溺れているなぁ~)そうだ、妹の舞様ステップがあるか...
→「泪」だけでなく、「愛」「舞」「零」も含めた全4シリーズのTVシリーズのサントラ盤が欲しくなります。また、来年公開の劇場版の主題歌『ひこうきぐも』にも期待が膨らみます。

~やっぱり、DVD-BOXを買っちゃおうかなぁ~

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD
 
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD

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