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TECHNOTRONIC『PUMP UP THE JAM : THE ALBUM』 [音楽(洋楽)]

今回は、今までと比べると少し毛色が異なります。'70年代後半からのディスコ・ブームが下火になった中、「トランス」というような新しいものが加わり、ダンス・ビートが再び脚光を浴びるようになる'90年代に向かい、その息吹を備えたグループの登場である。

表題は、1989年に発表されたアルバムで、10曲+2曲のボーナス・トラックの全12曲である。最初の『Pump Up The Jam』から最後の『Raw』、更にボーナス・トラックの『Wave』と『Bluestring』まで、収録時間の約58分の全てがとにかくダンス・チューン一色なのである。

こういうアルバムになると、何かと否定的な意見が出てくることが見受けられる。そういう意見の大半は、「単に喧しい」という音楽自体を否定するようなものから、「どれも同じような曲」という(率直な)ものである。が、こういう意見は、その音楽性について全く言及していないこともあり、全く重みのないものである。第一、新しいものが出てくると、それを否定する意見は必ずある。もっと、音楽に触れてから口を出してもらいたいものである。(と、愚痴はここまで。)

テンションが下がっている時、気分的に落ち込んでいる時、そういう時には明るいサウンドが聴きたくなる。これは、明るい曲、元気な曲(特にダンス・ナンバー)というのは励まされることになり、精神的にも改善されるという大きな効用があり、それを期待しているのである。音楽にはこのような薬のような役割もあり、これは万国共通のものである。やはり「音楽には国境はない」という言葉を表している。

今回、こういうアルバムを選んだのは、先月から続いている「涙腺ゆるゆるモード」からの脱却を狙ってのことである。いくつかのドラマを見て、このモードが続いているというのであればまだしも、6日に飛び込んできた本田美奈子.さん逝去の報、更に、その本田さんの追悼企画ということで、どのラジオ番組でも流れてくる本田さんの曲の数々。ショックの大きさもあるが、このままでは「涙腺ゆるゆるモード」から「涙腺ボロボロモード」に、更には「泪で溺れモード」(なんだか、「アバレンジャー」の「アバレモード」みたい...)に進展するのは明かなため、気分転換ということである。(本田さんについて、何かを書こうと思ったが、あまりにも悲しすぎて、とても文章にならないので、それは止めることにしました。本田美奈子.さんに対して、心からご冥福をお祈りいたします。)

Pump Up The Jam』から始まるアップ・テンポなダンス・ナンバー。これを聴きながら踊ろうというのにはさすがに無理があるものの、やはり聴いていて気持ちは良くなる。現在は9曲目の『Rockin' Over The Beat』が流れている。この曲については、過去に何かの音楽賞(会場がアントワープ(オランダ)だったことは覚えているが、何の賞だったかまでは覚えていない。)のオープニングで彼らが演奏していたのがBSで放送されたのを見た記憶が残っている。で、会場は一気に盛り上がった。(時期を考えると、1990年か1991年のことになると思う。)

ということで、少しは「涙腺ゆるゆるモード」が解除される方向になったかな?ということで、一応は音楽の効用を得た(でも、それでも「涙腺ゆるゆるモード」からの脱却は未だに難しそうなのだが...)として、今回はこのへんで...

私が持っているこのアルバムは輸入盤である。収録曲、曲順は同じであるが、↓のジャケットとはジャケットが異なっているのですが...

Pump Up the Jam: The Album

Pump Up the Jam: The Album

  • アーティスト: Technotronic
  • 出版社/メーカー: SBK
  • 発売日: 1989/11/07
  • メディア: CD


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