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VILLAGE PEOPLE『GREATEST HITS』 [音楽(洋楽)]

今日は、ダンス系の明るく楽しい曲ということで、今度は70年代後半からの世界的ディスコ・ブームの中心にいたグループの一つであるVILLAGE PEOPLEの登場です。表題のアルバムは文字通り、彼らのベスト盤である。所有しているのは輸入盤であり、13曲+2曲のDisco Mixを収録した全15曲。(この国内版は12曲+2曲(Disco Mix)の全14曲となっている。)

収録されている曲は、いずれもがディスコ・ブームの時代のヒット曲であり、発表されたのは1977年から1980年のものである。有名な曲の連続であることから、誰もがその中の数曲は耳にしたことがあると思われる。(何せ、カバーされた曲も何曲かありますので...)また、ディスコ・ブームに乗って登場し、そのブームが去った後は消えてしまったこともあり、まさにディスコ・ブームを支えたビッグ・グループである。(ディスコ・ブームの後。イメチェンして再出発したのだが、それは成功しなかった。)

Y.M.C.A.』から始まるが、この曲は「ヤングマン」というタイトルで、西城秀樹がカバーしたこともあり、あまりにも有名である。思わず手足が動き出しそうになるテンポのいいナンバーである。ちなみにこの曲は、1978年発表の『CRUISIN』に収録されている。そこから『Village People』『Macho Man』『San Francisco(You've Got Me)』『Key West』『Sodom And Gomorrah』というように、77年と78年に発表された曲が続く。この時期は、映画「サタデー・ナイト・フィーバー」(1977年)のヒットにより、ディスコ・サウンドが時代の寵児となり、まさに飛ぶ鳥をも落とす勢いがあった。

続く『In The Navy』からは後半戦に突入する。この曲も、渋谷哲平、ピンクレディがカバーしたこともあって、日本でも特に知名度が高い曲となっている。(考えてみたら、当時って、意外と海外でのヒット曲のカバーというものがあったように記憶している。)曲調、テンポの良さはパワーダウンすることなく持続している。更に、今度はPET SHOP BOYSが1993年にカバーした『Go West』という1979年発表のアルバム『GO WEST』からの曲が続く。この頃になると、音楽シーンにはポスト・ディスコ・サウンドとなるいくつかの動きがあり、混迷の時代に突入していたが、VILLAGE PEOLPEは健在であった。(だが、このことが彼らがディスコ・サウンドの担い手であるという認識を更に強くしてしまったことになる。)

'78年の『CRUISIN』に収録されている『My Roomate』を挟んで、'79年発表のアルバム『LIVE AND SLEAZY』からと、'80年の『CAN'T STOP THE MUSIC』からの3曲が続く。が、さすがの彼らも時代の変化に戸惑うかのように、パワーが落ちてきていた。そんな中、アルバムタイトルでもある曲『Can't Stop The Music』は、彼らが意地で最後の花火をぶちあげたような印象がしてしまうのである。

この後、ベスト盤には『Hot Cop』と、『Y.M.C.A.(Disco Mix)』『In The Navy(Disco Mix)』で、約68分のディスコ・パーティの幕となる。(ということは、この記事を書くのに1時間以上かかったということになる...)が、このパーティはとても気持ちが良いものである。「音楽」とは「音を楽しむ」と表記する。まさに「音を楽しむ」という世界観がそこにはある。当時を知っている方にとっては懐かしく、知らない方にも、これが'70'sサウンドの楽しい所ということで、変な機械を使っていない音には新鮮さを感じることになるであろう。是非聴いてもらいたいアルバムである。

ベスト・オブ・ヴィレッジ・ピープル

ベスト・オブ・ヴィレッジ・ピープル

  • アーティスト: ヴィレッジ・ピープル
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
  • 発売日: 2001/06/21
  • メディア: CD


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