DEXYS MIDNIGHT RUNNERS『TOO-RYE-AY』 [音楽(洋楽)]
1982年に発表された表題のアルバムは、アコーディオンをフューチャーした独特のサウンドが魅力的な全10曲(約43分)が収録されている。中でも、『Come On Eileen』は、日本人の野口さんが搭乗したスペースシャトルのニュースの時に何度も流れていた曲として、再び注目を集めたのは記憶に新しい。(船長がアイリーンさんだったというのがこの曲が使われた理由なんですが、こういう単純な理由というのは好きですね~。)
これは筆者のイメージであるのだが、アコーディオンやオルガンという楽器を使った音楽となると、古き良き時代の田舎町というイメージがあり、そんな田舎の人たちの日常音楽が演奏されてきたというような感覚がある。そして、そこには都会のスマートさとは違った泥臭い人間ドラマを感じることになり、人々の息づかい、日常生活から暖かさを感じるのである。ということもあり、人間味を感じるアルバムなのである。アコーディオンという楽器は、考えてみたら、持ち運びが出来る楽器であり、リード・オルガンの一つである。日本語では「手風琴」と言う。これ一つでそれなりの演奏が出来ることから、結構使われていた楽器でもある。
しかし、このアルバムに収録されている全曲でアコーディオンが、というわけではない。オルガン、バンジョー、フルート、ホイッスル、サクソホンなどという各楽器が使われていて、それらがとてもよいアンサンブルを奏でているのである。アコーディオンを意識する曲と言えば、本アルバムでは1曲目の『The Celtic Soul Brothers』ぐらいであり、それ以外では他の楽器が前面に出ているが、やはりラストの『Come On Eileen』ぐらいである。が、それだけこのグループにはアコーディオンというイメージがつきまとうのもまた(筆者の)イメージなのである。が、こういう曲は聴いていても自然と楽しくなってくる。
それにしても、スペースシャトルという最先端の科学技術の産物と、片田舎の印象を醸し出す彼らのサウンドが繋がるのだから、実に面白い。こういうところが音楽の世界の良いところでもある。ということで、音楽を通した夢の世界への旅はまだ続く。
↓『Come On Eileen』が収録されているアルバムです。(残念ながら『TOO-RYE-AY』は見つかりませんでしたので...)
一応、筆者が所有している『TOO-RYE-AY』は欧州版で、MERCURYから発売になったもので、DISC番号は「810 054-2」です。(とっくに廃盤になっているでしょうが...)
- アーティスト: オムニバス, バンド・エイド, ティアーズ・フォー・フィアーズ, ダイアー・ストレイツ, ディキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ, ビッグ・カントリー, ロバート・パーマー
- 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
- 発売日: 2000/07/26
- メディア: CD
何気なくデキシーズのサイト検索してたら、なんと!彼らがモデル?と思われる小説を発見!
Irish Dryden Nextmungsっていうバンドが出てくるんだけど、、、これってデキシーズ?
タイトルは「魚臭兄弟のボート」っていうやつで検索するとヒットするみたいだけど、、、。
by Dexys大好き (2005-12-28 10:55)