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MADONNA『CONFESSIONS ON A DANCE FLOOR』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは2005年(秋)に発表したニューアルバムなので、最近リリースされたばかりのアルバムである。こんなにも新しいアルバムを取り上げるというのは、「懐かしの洋楽」という路線からは外れる(だからこそ、取り上げるか、止めるかを悩んだ)のだが、久しぶりにご機嫌のアルバムということで、取り上げることにした。(また、MADONNAも昨日に続いて2度目の登場です。)尚、筆者が入手したのは、当然のことながら輸入盤である。

このアルバム、何と言っても全編を通してのダンス・ミュージックというのが嬉しい限りである。中でも、シングル・カットされた『Hang Up』は、あのABBAのヒット曲『Gimme! Gimme! Gimme!(A Man After Midnight)』をベースとしていて、新たな息吹を吹き込んでおり、実にご機嫌なダンス・チューンとなっている。こういう形で甦るとは思っていなかっただけに、これは単なるカヴァーとは違う嬉しさを感じることが出来る。まさに「名曲はいつの時代でも名曲である」という言葉通りで、26年という歳月を挟んでもABBAのサウンドは全く色褪せていない。(シングルとはまた別バージョンである。)

その『Hang Up』は、時計が時を刻む音で始まる/終わるアルバム・バージョンであり、ABBAのサウンド(『Gimme! Gimme! Gimme!(A Man After Midnight)』)で立ち上がる。が、カヴァー曲ではなく、これを実に上手くサンプリングして、新たな魂を吹き込むことに成功している。ということで、いきなりトップ・ギアに入り、時計が時を刻む音とベルの音によって次の『Get Together』にブリッジしていくところは感動ものである。で、この曲もご機嫌な(1曲目ですっかり機嫌が良くなっているから?)ダンス・ナンバーであるが、過去の彼女のダンス・ナンバーとも異なり、現代的な要素を兼ね備えた音になっている。続く『Sorry』は、曲中に日本語を始めとする複数の言語による台詞が入っていて、ちょっと注目のダンス・チューンであり、『Future Lover』はビートの利いたちょっとファンキーなナンバー、『I Love New York』はビートの利いたダンサブルなナンバーであり、『Let It Will Be』はちょっとメロディアスなイントロや間奏部分が印象的ながらも、ますますパワーアップするダンス・ナンバー、『Forbidden Love』はエレ・ポップの要素が入っているが、それでもご機嫌なダンス・チューン、『Jump』はキャンディ・ポップをダンス・ビートに乗せたというようなオープニングから始まるものの、ノリの良いナンバー、続くは、イントロのシンセの効果音によって今までのサウンドとは異なるビートを期待してしまう『How High』も、いかにも彼女らしいビートの響くダンス・ナンバーに纏まっており、『Isaac』は彼女ではなく男性ボーカル(でも、これが何処かの宗教の教典を読んでいるように感じてしまう...)で始まるちょっと異色なナンバーで、ラテン系のテイストがするナンバー(もちろん、ダンス・ナンバー)であり、『Push』はややテンポをダウンさせるが、打楽器系のビートが印象的なナンバーであり、『Like It Or Not』はツービートとなり、今までとは少し毛色が異なるビートの利いたナンバーとなり、彼女のボーカルも活きているミディアム・テンポのダンス・ナンバーである。(で、気がついたら全12曲が終了している。)

ここで、途中の曲間で無音になる所が本アルバムには全く無かったということに気づいたのだが、ここまでの文章が読点で繋がり、句点で切れなかったのもこういう所に理由があるものと思われる。(この記事は、CDを再生しながら記している。読み辛いのはご承知下さい。)

映画『007/DIE ANOTHER DAY』の主題歌を歌うなど、活躍はしていたものの、どこかおとなしくなっていた感じのしたMADONNAであったが、ここに'80'sの勢いがあった頃のパワーが甦ったとなると、まさに無敵の快進撃モードに突入するであろう。このアルバムは約56分半という収録時間であるが、それだけの時間が経過したということを全く感じさせないサウンドである。まさに、'80'sのMADONNAがパワーアップして21世紀の現在に甦ったと言っていいものであり、彼女の健在ぶりを再認識することにもなる。(ということで、絶対に「買い」のアルバムである。)

 

Confessions on a Dance Floor

Confessions on a Dance Floor

  • アーティスト: Madonna
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 2005/11/15
  • メディア: CD


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コメント 1

トラックバックありがとうございます♪
こちらからも貼らせていただきます。
私もご機嫌で聴いております。
by (2006-03-20 19:33) 

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