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MARIAH CAREY『MARIAH CAREY』 [音楽(洋楽)]

まずは、グラミー賞を3部門獲得したということで、おめでとうございます。(だけど、もっと取ってもとおかしくないと見ていただけに、たった3部門だけ?という感じでもある。)ということで、マライアのアルバムをピックアップすることにしたが、やはり1st.アルバムのインパクトの大きさは忘れられない。ということで、表題のアルバムは1990年に発表された彼女の1st.アルバムです。このアルバムは大ヒットを記録しも1990年のBillboard年間アルバム・チャートで32位にランクインしたが、そこからも売れ続けて、1991年3月にレギュラー・チャートで1位に立つと、11週間に渡ってNo.1の座に君臨した。そのため、1991年の年間アルバム・チャートでは1位を獲得した。また、本アルバムからシングル・カットされた4曲はいずれもが全米No.1を獲得するなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで、あっという間にスターの仲間入りを果たした。その後の彼女の活躍はここで語るまでもないが、音楽性ということではこの1st.アルバムがやはり輝いている。「7オクターブのボーカル」と言われたその豊かな声域をたっぷりと堪能できる名盤である。

まずは『Vision Of Love』で始まるが、この曲は最初のシングルとしてリリースされて、4週連続1位を獲得、また、1990年のBillboard年間シングル・チャートでは6位を獲得したややスローなボーカル・ナンバーである。いきなり「7オクターブのボーカル」を披露している。続く『There's Got To Be A Way』はポップなボーカル・ナンバーであるが、やはり豊かな声域がここでも冴えている。また、コーラスもその豊かな声域をサポートする豊かなものとなっている。続く『I Don't Wanna Cry』は本アルバムから4枚目のシングルとしてリリースされ、2週連続No.1の座を獲得(1991年のBillboard年間シングル・チャートでは26位をゲット)したスローなバラード・ナンバーであり、じっくりと聴かせてくれる一曲である。

続く『Someday』は3rd.シングルとしてシングル・カットされ、これも2週連続1位を獲得し、1991年のbillboard年間シングル・チャートでは13位に輝いたヒット曲である。(同年、2nd.アルバムがリリースされ、そこからの1st.シングル『Emotions』は年間シングル・チャートでは22位だった。)とてもポップで聴きやすい一曲であるが、「7オクターブのボーカル」にパワフルな要素が加わっていて、たっぷりと聴かせてくれる一曲である。続く『Vanishing』はピアノの演奏に乗せたシンプルなメロディのボーカル・ナンバーであるが、こういうスローで静かな曲でこそ彼女の豊かな声域、歌唱力が活きるというものである。続く『All In Your Mind』は豊かなコーラスと彼女のボーカルがマッチしたミディアム・テンポのボーカル・ナンバーで、聴きやすいメロディ・ラインの一曲である。続く『Alone In Love』も同傾向の曲であるが、「7オクターブのボーカル」の方はちょっと控えめで、そっと語るかのように確かめながら歌っていて、それがまたひと味違う雰囲気を醸し出している。

続く『You Need Me』はパワフルなボーカルを堪能できる一曲であり、ミディアム・テンポでじっくりと歌うスケールの大きさに圧倒される一曲である。続く『Sent From Up Above』はミディアム・テンポのボーカル・ナンバーで、もはや留まることを知らない「7オクターブのボーカル」が炸裂する一曲であり、ちょっとメロディアスなメロディと共に安らぎを与えてくれる一曲である。続く『Prisoner』はスケールの大きなポップス・ナンバーであり、とても聴きやすい一曲であるが、ここでもパワフルで豊かな声域のボーカルが光っている。ラストの『Love Takes Time』は本アルバムからの2nd.シングルとしてシングル・カットされたバラード曲で、3週連続No.1の座を獲得した。(1990年のbillboard年間シングル・チャートでは76位であるが、これは発売時期が'90年の後半になっていたためであり、ヒットのスケールが小さいということではない。(仮にも全米No.1の座を獲得しているのである。))スローなテンポで優しくそっと包み込むようなマライアのボーカルが秀逸である。

本アルバムで彗星の如く登場し、あっという間にトップ・アーティストの座を獲得したマライアだけに、本アルバムは多くの方が耳にしたことがあり、また、所有されていることであろう。よって、今更ながら「お奨め」ということは言わないが、時代が新たなディケイドを迎え、新たなスターが望まれている中でその通り現れて'90'sの音楽シーンを引っ張っていくことになったという功績を考えると、'90's以降の音楽シーンではやはり外すことの出来ないアルバムであり、時を越える名盤である。また、シングル・カットされた4曲以外にも、シングル・カットしたらやはり全米No.1ヒットとなりそうな曲があり、マライアの1st.アルバムであるが、「ベスト盤」というような雰囲気すら持っているアルバムである。(聴いたことがないという方は、今からでも遅くないので聴きましょう。)

 

Mariah Carey

Mariah Carey

  • アーティスト: Mariah Carey
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 1990/05/15
  • メディア: CD


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