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BILLY IDOL『REBEL YELL』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年に発表された彼の2nd.ソロ・アルバムであり、Billboardの1984年年間アルバム・チャートでは16位、レギュラー・チャートでは最高位6位を記録したヒット・アルバムである。当時、「BILLY」と言えば「BILLY JOEL」の全盛期でもあったが、そのサウンドは全く違うものの、名前のスペルが近いこともあって、彼にも注目が集まった。また、「BILLY OCEAN」「BILLY SQUIER」という名前も、本アルバムがチャートインした同じ1984年にはスマッシュ・ヒットを放っていて、「BILLY」さんが大活躍をした年でもあった。そんな「BILLY」さんでも、IDOLはロックンロールまっしぐらというサウンドで、活きの良いところを見せていた。(ジャケット写真はちょっと強面ですが...)彼は、パンク・バンド・GENERATION Xのメンバーであったが、そこから独立してソロとなったが、ギターのテクニックは本物である。

尚、筆者が所有している輸入盤はボーナス・トラックのない全9曲であるが、現在は5曲のボーナス・トラックが追加された形でリリースされている。(こういうのって、先に入手した者としたらちょっと悲しくなってくる...)

まずは活きの良いロック・チューンである『Rebel Yell』で華々しく幕が上がる。活きの良いロック・チューンであるこの曲はスマッシュ・ヒットを記録したが、このヒットによってソロ・シンガーとしての彼は大きくブレークすることになった。(この曲は彼の代表曲でもある。)続く『Daytime Drama』はパンク系のテイストが残っているミディアム・テンポのロック・ナンバーであり、ボーカリストとしての力量もいいものを持っていることを示している。続く『Eyes Without A Face』はシングル・カットされて大ヒットを記録し、1984年のBillboard年間シングル・チャートでは37位、レギュラー・チャートでは最高位4位を記録した。スローなテンポのボーカル・ナンバーであるが、唸るギター・サウンドは聴きものである。

続く『Blue Highway』はミディアム・テンポのロック・ナンバーであるが、エレクトリック・ロックという雰囲気のある一曲でもある。しかし、その中でもエレキ・ギターのビートが存在感のあるところを示していて、ご機嫌となる。続く『Flesh For Fantasy』はミディアム・テンポのロック・ナンバーであるが、エレクトリック・ロックと言った方がいいような一曲でもある。続く『Catch My Fall』はエレクトリック・ロックという面持ちのあるロックンロール・ナンバーであり、ミディアム・テンポながら、ブラスのサウンドが当時の流行りの一つであったダウンアンダー・ロックのような爽やかなイメージを与えてくれている。

続く『Crank Call』はいかにも'80'sのヒットしそうなメロディのロック・ナンバーであるが、そのサウンドはなかなかのものである。テンポはミディアムであるが、力強さを感じる一曲である。続く『(Do Not) Stand In The Shadows』は疾走感たっぷりのテンポの良いロック・ナンバーであるが、ラスト部分が突然の急激なフェードアウトで終わってしまうところがちょっと... ラストを飾る『The Dead Next Door』はメロディアスなメロディに乗ったスローな一曲であり、ここまでの曲とは全く雰囲気が違っていて、じっくりと聴かせるというナンバーである。が、アルバム全体として捉えると、最初からロック道を突っ走っていたので、アルバムを締めるということではいい感じとなる。

'80'sの彼は、アメリカに渡ってから本作のヒットによってセックスシンボルとして祭り上げられたが、それに負けることなくギターのテクニックを見せることを中心に活動をしていた。本アルバムでは彼だけではなく、STEVE STEVENSのギターも聴き所であるが、BILLYも素晴らしいパフォーマンスを披露している。ということで、ギターが好きな方にはお奨めの一枚である。

 

Rebel Yell (Exp)

Rebel Yell (Exp)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 1999/06/29
  • メディア: CD

↑ボーナス・トラックあり|ボーナス・トラックなし↓

Rebel Yell

Rebel Yell

  • アーティスト: Billy Idol
  • 出版社/メーカー: Chrysalis
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

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