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ケータイ刑事銭形雷11話 [ケータイ刑事]

今回のゲストは、これもまた「ケー刑事」ではお馴染みの諏訪太朗さん。次々と新シリーズにもお馴染みの顔が登場する。で、今回のネタは「」がキーワードということで、「レインボーマン」である。(「Over The Rainbow」ということで、「オズの魔法使い」とはならず。尚、ここで言う「オズの魔法使い」とは、ジュディ・ガーランド主演の映画だけでなく、「小津の魔法使い」ということで、「マジレンジャー」のことも頭に入れている。)それにしても、流石は「ケー刑事」、ネタのジャンルも実に幅が広い。(追っていくのも、本当に幅広い知識が必要であり、勉強になります。)

いきなり、稲妻を落とされてしびれている犯人。西部劇風のアレンジがされた主題歌が流れる中、トミーが手錠を掛けて逮捕となる。で、一件落着ということで空を見上げた雷ちゃん。そこには二重になった虹が出ていた。(内側の方を「主虹」と言い、外側の方を「副虹」と言う。尚、一般的に見られる「虹」は「主虹」だけであるが、希に二重になった虹が見られることがある。また、「主虹」は外側が「赤」で内側が「紫」であるが、「副虹」は内側が「赤」、外側が「紫」というように、色の順番が逆になります。また、視半径は「主虹」が40度~42度、「副虹」が50度~54度である。)ということで、ここに登場した二重の虹の色の配列は理論的にも間違っていませんでした。(→この辺りはしっかりと調べています。)尚、この時の日時は3/11のPM5:30であった。(日時が字幕で出るところを見ると、これは今回の物語の鍵になりますね。それが「ケー刑事」ですから。)雷ちゃんはその虹を携帯のカメラで撮影していました。「夕虹ということで、明日は晴れ」と雷ちゃん。「知ってますよね」とトミーに念押しするが、トミーは知らなかったようです。(「もちろん知っている」と言っていますが...)

翌日、「予報的中」と雷ちゃん。自転車に乗って出かけようとすると「警視庁から入電中」。今回の事件は、横浜市緑山。(雷ちゃんでは初めての場所です。が、横浜市だったら警視庁は管轄外なんですが...)殺人事件であり、被害者はカメラアシスタントの川崎健一である。現場は「レインボー写真事務所」で、首を絞められた窒息死であり、死亡推定時刻は昨日の夕方5:30(やっぱり、関係がありました。)と、柴田。また、部屋には「レインボーマン」のダッシュ2(火の化身)のフィギュアがさりげなく置いてあります。(流石は「ケー刑事」。拘るところは拘ります。)犯人らしい指紋は検出されず、金目のものは盗まれていない。また、部屋には「虹」の写真がたくさんあった。トミーがそれを手にして見ていると、「汚い手で触らないで!」とカメラマンのレインボー万作が登場する。(オカマ・キャラです。→7話に続いて、またも「オカマ・キャラ」の登場です。)

名刺をもらう雷ちゃんとトミー。雷ちゃんは「レインボーマン・作さん」と言うが、トミーは「レインボー・万作」の名前を知っていた。彼はインドで長年修行を積んでいたということで、やはり「レインボーマン」です。(でも、雷ちゃんはヒーローマニアなんですね)が、雷ちゃんは「知りません」と、彼のことを知らなかった。(それにしても、雷ちゃんのキャラがまたもコミカルなキャラに変わっている...)

事情聴取をする雷ちゃん。被害者の川崎は万作のアシスタントであり、彼の写真展(「虹の彼方へ」というサブタイトルが付いているが、これはやはり「オズの魔法使い」である。)の写真の整理をしていたという。で、事件発生時のアリバイを尋ねる雷ちゃん。その時彼は赤坂の写真展の会場にいたと言う。それを証明できる人は、と尋ねる雷ちゃんは「レインボーマンさんが...」と言うと、万作は語気を荒げて「レインボー・万作だよ!」とお怒りモードに。(これは当然でしょうが、雷ちゃんもちょっとしつこい。)だが、それは自分に疑いが掛けられているとして、泣き始める万作。トミーがなだめ、雷ちゃんも「ごめんなさい、レインボーマン・作さん」と、どうしても「レインボーマン」から離れられない雷ちゃんです。(でも、実写版の「レインボーマン」は1972/10~1973/9の放送であり、アニメの「レインボーマン」は1982/10~1983/3の放送ということで、雷ちゃんの世代は「レインボーマン」とはかけ離れていると思います。ということで、雷ちゃんは実は「ヒーロー・オタク」だったと言うことなんでしょうか。→「ヒーロー・クイーン」ということになるのか?)

万作は、あの時出ていた虹の写真を部屋から撮影していたことを思い出し、その写真を見せる。(そう、二重になった虹である。)雷ちゃんも携帯の写真を開く。が、何かに気づいたような雷ちゃんですが、それが分からない。トミーはアリバイも成立ということで容疑者リストから外そう、と提案するが、雷ちゃんは「あの人、絶対怪しいですよ」で、トミーは「勘に頼ってはいけない」という「刑事のいろは」を語り出す。(これはお約束です。)雷ちゃんは聞き込みに行くということで、本当に万作が写真展の会場にいたことを確かめようとする。で、トミーは現場周辺をあたるということで、別行動をとる。

聞き込みをしている雷ちゃんの携帯が「ライラライライ♪」という「銭形雷」の主題歌の着メロで着信があった。それはトミーからの電話であり、目撃者が出たという知らせだった。で、赤坂美術館(どう見てもヨーロッパの某国にある有名なあの建物にしか見えないのですが... →やっぱり「港区赤坂」と言う所は時空が歪んでいるようです。)で写真展の準備をしている万作に尋ねたいことがある、として雷ちゃんとトミーがやってくる。彼の車と同じ型の赤い車を昨日の6時過ぎに遺体発見現場の直ぐ側で見たという目撃者がいたのであった。が、万作は「同じ色、同じ型の車はいくらでも走っている」と相手にしない。が、トミーは「万作の顔も見たと言っている」と言うも「証拠の写真でもあるのかしら?」と、これは犯人かせ必ず口にする台詞です。で「見間違いでしょう、私ってよくいるタイプだから...」と万作。雷ちゃんが「よくはいないでしょう」とツッコミを入れるということで、最初の頃から雷ちゃんも随分と弾けました。

雷ちゃんは部屋の窓を目にすると、虹の写真のことを尋ねる。(ということで、どうやらあの写真はトリックに使われたという気配がしてきました。)更に、万作が川崎の写真を自分の作品として発表した、という噂の真偽を問いただす雷ちゃん。が、万作は否定も肯定もしなかった。が、川崎は近く、写真雑誌からインタビューを受けることになっていて、その席で盗作されたことを語ると、万作には死活問題となる、ということで、万作には動機がある、と雷ちゃん。が、万作はアリバイを主張する。「証人がいないことには...」とトミー。だが、万作は「今井ちゃんに会っていた」と主張。その裏付け捜査を行い、万作は死亡推定時刻の5:30には緑山には行くことが出来ないことが確認された。それにしても、雷ちゃんは「今井ちゃんさん」と言うが、そんな言い方をしなくてもと思うのですが...(念のため、銀座のカフェから緑山の事務所までの所要時間を確認する二人。トミーは車で1時間、雷ちゃんは電車で1時間20分、ということで、万作は犯行時刻に事務所に来ることは不可能という結論が出る。)

それでもまだ疑いを捨てきれない雷ちゃんは、万作に凶器となったネックレスを示す。しかも、万作は渋谷のレインボー・デパートでそれと同じものを購入していた。が、万作の首にはネックレスが掛かっていた。「残念でした」と笑う万作。雷ちゃんは「よどむ、悪の天気

万作のアリバイが完璧なことから、トミーは諦めるが、雷ちゃんはかえって怪しいと睨む。時間は4:30(夕方ではなく未明の方です)になっているので、トミーは「帰りましょう」。しかし、雷ちゃんは「今夜中に解決しないと...」という理由は「おじいちゃまと温泉旅行(フランクフルト)に行くから」→温泉旅行とはのんびりしたものです。そういえば、ちゃんがインターポールの視察のためにフランスにおじいちゃまと旅に行ったことがありましたね。

で、「フランクフルト ~温泉巡りの旅~」というパンフレットが置いてある。(しっかりと「警視庁推薦」という文字が入っている...)で、それを見るトミー。パンフレットに書いてある文章を声を出して読む。で、「東西ドイツ統一後は…」という所で雷ちゃんが反応する。で、「謎は解けたよ、ワトソンくん

写真展の会場、万作は展示された写真に賭けられているカバーを一つずつ外している。一番大きな幕に手を伸ばしたところで雷鳴が轟く。「雷かしら...」と万作。その時、「雷鳴轟く積乱雲。…」雷ちゃんの口上から稲妻が万作に落とされる。「何すんじゃ、こりゃあ!」と怒り爆発の万作に向かって雷ちゃんは「やっぱりあなたが犯人ですね、レインボーマン」と、ここでも「レインボーマン」と言う。(ここまでとなると、雷ちゃんは完全なレインボーマン・マニアなんでしょうね。)で、あの日の夕方5:30に万作がこの会場にいたのは嘘だとして、虹の写真を証拠として見せる。で、虹の発生原理の説明をしてくれる雷ちゃん。(どうせだったら「教えて、雷先生」としてやってくれたらいいのに...)そうすると、万作が写真を撮ったという窓からは虹の写真を撮ることはおろか、見ることも出来ないと言う。万作がその窓から外を見ると、二重の虹が出ていた。で、「私の勝ちね」と自信たっぷり。が、「あれは見えて当然ですよ。だって朝虹じゃないですか」と雷ちゃん。あの時は「夕虹」であり、それは東の空に出る虹であり、朝虹は西に出る。それが見えると言うことは窓は西向きであり、東に出る夕虹は絶対に見ることが出来ない、と雷ちゃん。が、万作は川崎が殺された5:30に事務所に行くことが出来ない、と開き直る。が、「5:30に川崎を殺すことは可能」と雷ちゃん。そこに「ライラライライ♪」という着メロで雷ちゃんの携帯が鳴る。それは柴田から電話であり、「出ました。警視正、いや、雷ちゃんの言う通りでした」と報告する。(先週、初めて「雷ちゃん」と言った柴田。今後は「雷ちゃん」と言うのでしょうね。)「ご苦労様でした」と雷ちゃんは敬礼して電話を切る。(雷ちゃんの携帯はSH902i(赤)、TV電話です。)

で、万作の車の座席の下からルミノール反応が出たということであり、雷ちゃんは推理を続けて語る。川崎は事務所ではなく、5:30に満作の車の中で殺され、遺体を運び、その場で殺されたように見せかけ、凶器となったネックレスも同じ型のものをわざわざ別の店で買っていて、アリバイを寄り完全なものにする工作をしていた。ということで「これがあなたのトリックですね」と言うと、万作は膝をついて観念する。動機を尋ねるトミーに対して「盗作の噂?」と言う雷ちゃん。が、万作は「そんなのデマよ」と否定し、「好きだったの、彼のこと。でも、ふられちゃった」と、「歪んだ愛」が動機であったことを語る。(それにしても、ここで流れる「西部劇風アレンジ」の主題歌のメロディはなかなか渋くてカッコイイ!)

事件解決後、朝の川辺の道を歩いている雷ちゃんとトミー。「眠い」と雷ちゃん。トミーに、「おじいちゃまと二人っきりにしてあげますよ」と言って温泉旅行に誘うがトミーは固辞。「あっ、まずい」と急に慌てる雷ちゃんは急に自転車をこぎ始める。トミーは「雨でも降るのか、雲一つ無いのに」と訳を尋ねるが、トミーの所に雨が...(と、よくあるお約束でした。)

鑑識メモ。虹の色の覚え方を柴田が説明する。「仕事休みたい?ん。橙、黄みは、(りょく)に働きもしないで、い顔なんてして。仕事に藍が足りないんだよ。いろ紫」→こんなので覚えられるの?それに、これだったら、赤と紫のどちらが外側/内側なのかも分からないじゃないですか。(「主虹」については、波長の短い「紫」と波長の長い「赤」は円弧半径と波長が同じ関係にあるとして、波長の短い「紫」が内側と覚えればよく、色の順番については、「紫外線」「赤外線」ということから、「紫」と「赤」を両端において、色の三原色(RGB)の順に緑と青が入り、赤と緑の補色である黄色をこの間に入れ、両端の一つ内側(赤・黄/青・紫)の間に中間の「橙」「藍」を入れればいいのである。)

次回は、金剛地さんがゲスト。「エアギター」ということが次回予告で出てきたが、金剛地さんのエアギターは「世界4位」の腕。遂にこのネタを使ってくれるのですね。それにしても、こうなると佐藤二朗さんにも登場願いたいところである。(やっぱり、ボームズと銀田一ということで、「怪人□面相」(次は「五」面相)の登場編ということで...)

 

↓「雷」の音楽は収録されていませんが...

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: サントラ, ナミ&チヨ
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: CD

↓「レインボーマン」関係

愛の戦士 レインボーマン ― ミュージックファイル

愛の戦士 レインボーマン ― ミュージックファイル

  • アーティスト: TVサントラ, 安永憲自, ヤング・フレッシュ
  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 1996/12/01
  • メディア: CD

愛の戦士レインボーマン キャッツアイ作戦編

愛の戦士レインボーマン キャッツアイ作戦編

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2001/09/21
  • メディア: DVD

愛の戦士レインボーマン M作戦編

愛の戦士レインボーマン M作戦編

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2001/09/21
  • メディア: DVD

愛の戦士レインボーマン モグラート編

愛の戦士レインボーマン モグラート編

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2001/10/25
  • メディア: DVD

愛の戦士レインボーマン サイボーグ軍団編

愛の戦士レインボーマン サイボーグ軍団編

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2001/10/25
  • メディア: DVD

↓「オズの魔法使い」

オズの魔法使い

オズの魔法使い

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 2005/06/17
  • メディア: DVD

オズの魔法使い

オズの魔法使い

  • アーティスト: サントラ, MGMスタジオ・オーケストラ・アンド・コーラス, ジュディ・ガーランド, ビリー・バーク, マンチキン, ビリー・ブレッチャー, ジョセフ・コッジェル, フランク・コクシー
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 1999/01/27
  • メディア: CD

オズの魔法使 特別版

オズの魔法使 特別版

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2000/07/14
  • メディア: DVD

↓「マジレンジャー」はとりあえず「1巻」を代表させておきます。

魔法戦隊マジレンジャー VOL.1

魔法戦隊マジレンジャー VOL.1

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2005/08/05
  • メディア: DVD

↓「虹」→「レインボー」と言えば忘れてはいけません。(とりあえず、ベスト盤をピックアップ)

Very Best of Rainbow

Very Best of Rainbow

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Polydor / Pgd
  • 発売日: 1997/07/15
  • メディア: CD

Over the Rainbow: The Very Best of Judy Garland

Over the Rainbow: The Very Best of Judy Garland

  • アーティスト: Judy Garland
  • 出版社/メーカー: MCA
  • 発売日: 2001/09/25
  • メディア: CD


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