SSブログ

HELEN REDDY『HELEN REDDY'S GREATEST HITS(AND MORE)』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1975年にリリースされたベスト盤であるが、CDとしては1987年にリリースされたものである。(が、CDの方には何故かLPリリースの「1975」という表記が何処にもなく、年を示す数字は「1987」となっている。)ということで、ここには懐かしの「古き良き時代」('70'sのポップスです)の珠玉のポップスが全15曲、たっぷりと詰まっている。しかも、彼女のボーカルにはハートフルな優しさがあり、ボーカル・アルバムとしてとらえてもクオリティが高く、聴き応えがある。また、本アルバムのCD盤がリリースされた1987年というと、LPからCDの時代に移り変わっていく中で、いよいよその動きが加速された時期でもあり、本アルバムのような懐かしのポップス・アルバムがちゃんとリリースされるというのは嬉しいものである。

まずは『I Am Woman』というミディアム・テンポの優しいボーカル・ナンバーで幕が開ける。明るく楽しい往年のポップス・サウンドが甦る。続く『Don't Know How To Love Him』はスローなテンポの一曲であり、じっくりと聴かせるボーカル・ナンバーであり、ハートフルな彼女のボーカルほ堪能できる。続く『Leave Me Alone (Ruby Red Dress)』はテンポの良い明るいポップス・ナンバーであり、聴いていると心がウキウキとなる楽しい一曲であり、ポップスの王道をいく曲である。続く『Delta Dawn』はカントリーの世界ではスタンダードとなっている一曲でもあり、カントリー・テイストをフルに出したボーカル・ナンバーとして仕上げられている。カントリー系の曲でもポップス寄りのサウンドはやはり楽しいものである、と言うことを改めて感じさせてくれる一曲でもある。

続く『You And Me Against The World』はスローなテンポのボーカル・ナンバーであり、メロディアスな曲に乗せて、ハートフルに優しいボーカルが届けられる綺麗な一曲である。続く『Angie Baby』は夜の酒場の雰囲気に似合う、スローなテンポのボーカル・ナンバーであり、ソウル系のボーカル・ナンバーのエッセンスが利いているボーカル・ナンバーである。続く『Emotion』はハートフルであり、ドラマティックなスケールの大きな一曲であり、じっくりと聴かせてくれる。続く『Keep On Singing』はミディアム・テンポのポップス・ナンバーで、カントリー風のテイストのするボーカルを主体とした一曲であり、落ち着いて聴くことの出来る一曲である。

続く『Peaceful』はアコースティック・ギターのサウンドを中心としたややスローなテンポのボーカル・ナンバーであり、安らぎを与えてくれる美しいメロディを持った優しい一曲である。続く『Ain't No Way To Treat A Lady』はじっくりと聴かせてくれるボーカル系の一曲であり、落ち着いたスローな一曲であるが、ポップのエッセンスが散りばめられていて、とても聴きやすい一曲となっている。続く『Somewhere In The Night』は優しいハートフルなボーカル・ナンバーであり、ピアノのメロディがメロディアスな一曲である。続く『I Can't Hear You No More』はテンポの良いダンサブルなポップス・ナンバーであり、ここではパワフルなボーカルを聴かせてくれている。サウンドの傾向としたらディスコ系のノリの一曲である。

続く『You're My World』はスケールの大きなボーカル・ナンバーであり、大ステージにおけるショーのトリを飾るような雰囲気のあるボーカル・ナンバーであり、たっぷりと聴かせてくれる。続く『Happy Girls』は静かなバラード調の一曲であり、ハートフルで優しい彼女のボーカルが堪能できる綺麗な一曲である。続く『Make Love To Me』はテンポのいいダンサブルなポップスであり、ディスコ系のノリの一曲である。たっぷりとボーカルを聴かせてくれたところで、この曲のような小気味の良いポップスで締めくくってくれるとなると、楽しくなるばかりである。

'70'sポップスには、人気の高い'80'sポップスとは違ったスケールの大きさ、ハートフルな部分があり、その魅力は現在でも色褪せることなく光を放っている。そんな珠玉のサウンドを堪能できるのだから、ベスト盤を探すというのは楽しいことである。'70's、'80'sに関わらず、ポップスがお好きな方にはお奨めの一枚である。

尚、本アルバムは「ラブソングス」という邦題が付いていて、全く異なるジャケットが採用されたものが日本版としてリリースされている。ジャケットはそちらの方がいいと感じるのだが、ベスト盤のタイトルの付け方は全くセンスがないとしか言いようがない。が、これは収録されている楽曲の評価には関係ないことである。(でも、ベスト盤を購入しようという場合、場合によっては躊躇する要因になりかねない。)ということで、本ベスト盤でもそうなのだが、筆者はオリジナル盤となる輸入盤をチョイスすることになるのである。

 

Greatest Hits

Greatest Hits

  • アーティスト: Helen Reddy
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

↓これが最後にちらっと記した日本版です。

ヘレン・レディ/ラブソングス

ヘレン・レディ/ラブソングス

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 2004/06/23
  • メディア: CD


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。