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QUEEN『WORKS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1984年に発表されたものであり、サウンドが一変してシンセサイザーを多用したバリバリのポップなものになった。が、軽いポップなサウンドにはなっておらず、そこはQUEENでもある。(一応、前作のエレクトリック・ロック路線というのは受けている。)本アルバムの評価はかなり低いのだが、それでもQUEENのサウンドは健在である。また、MTVという新しいメディアが軌道に乗り、PVが製作されたが、本アルバムからは、何と言っても女装姿が話題になった『I Want To Break Free』のPVは傑作であった。(髭のフレディの女装姿、思い出すだけでも...)というように、時代の変化にもちゃんと対応している。
収録されている曲は以下の9曲である。『Radio Ga Ga』『Tear It Up』『It's A Hard Life』『Man On The Prowl』『Machines(Back To Humans)』『I Want To Break Free』『Keep Passing The Open Windows』『Hammer To Fall』『Is This The World We Created...?』。
この中では、やはりシングル・ヒットを記録した『Radio Ga Ga』と『I Want To Break Free』は外せない。(特に『Radio Ga Ga』は筆者のお気に入りの一曲であり、ミディアム・テンポながらも壮大でスケールが大きく、パワフルな一曲で、たっぷりと聴かせてくれる。)が、筆者としてはこれ以外にも『Hammer To Fall』『Is This The World We Created...?』をお薦め曲とする。特に、前者は、この後の彼らのライブでは必ず取り上げられるハードな一曲であり、この曲を外すことは出来ない。後者も、彼らの持ち味であるスケールの大きいドラマティックな一曲であり、サウンドは変わっても彼らのアルバムの姿勢は変わっていないことを強く感じることが出来る一曲である。
本アルバムは評価は低いものの、いかにも'80's(中盤)の作品らしい音作りのアルバムであり、やはりフレディの存在感は絶大なものがある。もう少し評価されてもいいアルバムだとは思うのですが... 尚、これは余談であるが、本アルバムの前に記した記事が、PINK FLOYDの「WORKS」ということで、本アルバムと同じタイトルということは、当然のことながら狙ったものです。(こういう同じタイトルのアルバムというのも、また違った繋がりで音楽の世界を広げてくれるものである。)
 
 
The Works

The Works

  • アーティスト: Queen
  • 出版社/メーカー: Hollywood
  • 発売日: 1991/11/26
  • メディア: CD

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