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STEVIE WONDER『TALKING BOOK』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1972年に発表されたものであり、名盤としてその名を刻み込んだ一枚である。この頃、彼は次々と時代に残る名盤を発表していくことになるのだが、彼の代表曲の一つであるとても優しい『You Are The Sunshine Of My Life』は本アルバムに収録されている名曲である。本アルバムでは綺麗なメロディ・ラインを持ち、じっくりと聴かせる優しい曲が中心となっているが、とてもハートフルなアルバムとして纏まっている。本アルバムからは2曲の全米No.1ソングが生まれているが、若くして(LITTLE STEVIE)として活動してきた彼の才能が一気に開花して全米を制覇することになったアルバムでもある。で、本アルバムは大ヒットを記録して、Billboardのレギュラー・チャートでは最高位3位ながらも、1973年の年間アルバム・チャートでは3位、翌1974年の年間アルバム・チャートでも27位にランク・インしている。(No.1を獲得していないアルバムがTOP 30に2年続けてランク・インするというのは珍しいことである。→それだけロング・ヒットをしたということになる。)

収録されている曲は以下の10曲である。『You Are The Sunshine Of My Life』『Maybe Your Baby』『You And I(We Can Conquer The World)』『Tuesday Heartbreak』『You've Got It Bad Girl』『Superstition』『Big Brother』『Blame It On The Sun』『Lookin' For Another Pure Love』『I Believe(When I Fall In Love It Will Be Forever)』。

全米No.1の座を獲得したのは『You Are The Sunshine Of My Life』と『Superstition』であるが、Billboard誌で、前者1973年の年間シングル・チャートで19位、後者は同じく1973年の年間シングル・チャートで26位、レギュラー・チャートでは共に1週ずつの1位の獲得であった。尚、1973年のBillboard新グルメチャートは、年間でのべ29曲(内2曲は1位に返り咲きを果たしている)が1位の座を獲得するということで、1位か句得曲が乱造された一年でもあったが、同一アーティストで年間に異なる2曲を1位に送り込んだのはSTEVIEだけであった。本アルバムの中では優しく響く曲が中心であるが、その典型的な曲である前者と、本アルバムの中では異色の曲である後者が共にNo.1となったのは面白いところでもある。

本アルバムは、名曲『You Are The Sunshine Of My Life』が収録されているということで知名度も高いアルバムであるが、内容もクオリティも高いアルバムである。長いキャリアのある彼であるが、本アルバムは彼の発表したアルバムの中でも3本の指に入るものであり、'70'sのアルバムの中では一番であろう。リリースから30年以上という時間が流れているが、永遠の輝きを持ったアルバムである。名曲をじっくりと聴きましょう!

 

Talking Book

Talking Book

  • アーティスト: Stevie Wonder
  • 出版社/メーカー: Uptown/Universal
  • 発売日: 2000/03/21
  • メディア: CD


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