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SPYRO GYRA『MORNING DANCE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表された彼らの2nd.アルバムである。当時は世界的ディスコ・ブームというご時世だったが、もう一つ、「フュージョン」というジャンルも注目を集め、数多くのアーティストたちがヒットを放った。彼らもそんな中の一つであったが、磨き抜かれたサウンドが注目を集め、アルバム・タイトル・ナンバーが大ヒットを記録した。と言うともあって、本アルバムも大ヒットを記録した。1979年のBillboard年間アルバム・チャートにおいて、本アルバムは45位、レギュラー・チャートでも最高位27位を記録した。(最高位がそのわりに低いということは、ロング・ヒットになったということである。)南国のテイストに満ちた爽やかなサウンドは色々な所で使われたことから、曲名や「SPYRO GYRA」という名前までは知らなくても、一度は耳にしたことがあるであろう。

収録されている曲は以下の9曲である。『Morning Dance』『Jubilee』『Rasul』『Song For Lorraine』『Starburst』『Heliopolis』『It Doesn't Matter』『Little Linda』『End Of Romanticism』。

いずれの曲も、一度耳にしたら頭に残るキャッチーなメロディと、心地良さを与えてくれる爽やかなメロディ・ライン、抜けるようなサックスの爽快感ということで、頭に残るサウンドを奏でてくれている。が、やはり本アルバムからは『Morning Dance』であろう。トロピカルなリゾート地に居を構えてゆったりとした気分にさせてくれるこの曲は、'80'sという新しい時代を前にして新しいセンスに満ちたものであるが、それはリリースから四半世紀が経過した現在でも色褪せるものではない。ふとしたときに聴きたくなるのは色んな所で派手に流され続けたと言うこともあるだろうが、心に落ち着きを取り戻してくれると同時に安らぎを与えてくれるものであり、'70's末期の名盤の一つである。インスト・ナンバーはどうも、という方でも受け入れやすいサウンドでもあり、一度はじっくりと聴いてもらいたいアルバムである。

 

Morning Dance

Morning Dance

  • アーティスト: Spyro Gyra
  • 出版社/メーカー: MCA
  • 発売日: 1994/06/07
  • メディア: CD


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