SSブログ

AMERICAN GIGOLO(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1980年の映画「アメリカン・ジゴロ」であり、これは、ポール・シュレーダー監督、リチャード・ギアの主演、ローレン・ハットン、ニーナ・ヴァン・パラントらの共演によるサスペンスで、R.ギアの出世作である。が、本作はそれ以上に主題歌であるBLONDIEの歌う『Call Me』が大ヒットを記録し、1980年のBillboard年間シングル・チャートの第1位をも獲得してしまったことが大きい。(レギュラー・チャートでも6週連続No.1を獲得した。)また、この勢いもあってか、本サントラ盤は1980年のBillboard年間アルバム・チャートで69位、レギュラー・チャートでは最高位7位を記録するヒットとなった。それまでも映画主題歌が大ヒットを記録するということは数多くあったが、本作の場合は'80'sという新しい時代を迎え、この後MTVの登場、豪華アーティスト共演のサントラ盤の大ヒットというような映画(映像)と音楽の新たな関係を予感させる前兆を感じさせるものになった。しかも、BLONDIEということで、'70's終盤から続いている世界的ディスコ・ブームにも幕を下ろしてくれる新たな息吹を感じることにもなった。

収録されているのは以下の8曲である。『Call Me[Theme From American Gigolo]』(BLONDIE)、『Love And Passion』『Night Drive』『Hello Mr. W.A.M.[Finale]』『Apartment』『Palm Springs Drive』『Night Drive(Reprise)』『Seduction(Love Theme)』。

とにかく、この中ではBLONDIEに目が入ってしまうが、本サントラ盤はGIORGIO MORODERの手によるものであり、彼はこの後「キャット・ピープル」「フラッシュダンス」「メトロポリス」「トップガン」と言うように、'80'sにその名を刻み込むような作品を立て続けて手がけることになるが、それも本作のヒットがそのきっかけでもある。幅広いジャンルのサウンドを上手くまとめている。

尚、本サントラ盤は収録曲が全8曲というように、サントラ盤としたら収録曲数が少ない方であるが、時間の方は約36分というそこそこあることと、収録曲のバラエティ豊かな内容と、同年の全米年間No.1ソングが収録されているということで... 尚、本サントラ盤は、Billboardマニア(チャート・マニア)の方とR.ギアのファンの方ばかりが注目するものであるが、'80'sの映画音楽を支えることになるGIORGIO MORODERが手がけた作品と言うことで、もっと注目が集まっても良いものだと思いますが...

 

American Gigolo

American Gigolo

  • アーティスト: Original Soundtrack
  • 出版社/メーカー: Polygram International
  • 発売日: 2001/05/01
  • メディア: CD

↓映画DVDはこちらです。

アメリカン・ジゴロ

アメリカン・ジゴロ

  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 発売日: 2005/03/25
  • メディア: DVD


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。