A LITTLE ROMANCE(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]
表題の作品は1979年の同名の映画のサントラ盤である。これはパトリック・コーバンの原作小説の映画化作品で、ジョージ・ロイ・ヒル監督作品。出演は名優ローレンス・オリヴィエ、そのオリヴィエに「グレース・ケリーの再来」と言われたダイアン・レイン(彼女の映画デヴュー作でもある。)、更にはテロニアス・ベルナー、サリー・ケラーマン、アーサー・ヒルらである。ヴェネチアの運河にかかるため息橋の下で日没の時にキスをした恋人たちは結ばれるという伝説の「サンセット・キス」というシーンはもはや伝説になっている13歳の少年少女の恋を中心に描いた感動のラブ・ストーリーであり、ダイアン・レインの見せる初々しい演技が印象に残る作品である。彼女は本作で一気にスターダムになったが、本作の彼女の人気は、既に大人の女性となったダイアンであるが、いまだに高く、永遠の美少女の代名詞にもなっている。(ということで、「青春のバイブル」にその名を残しているダイアンです。)
音楽を担当したのはジョルジュ・ドルリューで、全18曲が収録されている。いずれもが優しいメロディの曲であり、聴いていると映画のシーンが目に浮かんでくるのと同時に、心を洗ってくれるものである。収録曲は以下の通りである。『Main Title』『Love's Not Like That』『Paris Montage』『Julius Edmond Santorin』『Young Lovers』『Off To Italy』『Birthday Party』『Outdoor Cafe』『Moving On』『Little Romance』『Bicycle Race』『Lovers' Decision』『Venice』『Hiding In The Movies』『No Turning Back』『Gondola』『Farewell... For Now』『End Title』。
時には本作の様な優しいメロディに浸るのも乙なものである。また、本作は映画の方を見れば、誰もが経験したほんのりと甘酸っぱい初恋を思い出させてくれるであろう。ところで、ダイアンはこの後着実にステップアップしていき、ビッグ・スターになったが、相手役のテロニアス・ベルナーくんはどうしたのでしょうか?(とにかく、本作を語るとき、必ずこの話題が出るというのも昔から変わりませんね...)
A Little Romance: Original Motion Picture Soundtrack
- アーティスト: Georges Delerue
- 出版社/メーカー: Varese Sarabande
- 発売日: 1992/05/12
- メディア: CD
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