FAME(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]
表題のアルバムは1980年のミュージカル・映画「フェーム」のサントラ盤である。この作品は舞台としてヒットした作品であり、その映画化作品のサントラ盤である。(舞台のものではない。)で、その映画はアラン・パーカー監督、マイケル・ゴアが音楽を担当し、出演はアイリーン・キャラ、リー・キュレーリ、ローラ・ディーンらである。物語は、ニューヨークにある芸能専門学校に入学した若者たちの姿を描いた作品で、随所に歌とダンス・シーンが散りばめられている。また、本作の主題歌である『Fame』を歌ったIRENE CARAは、アカデミー・主題歌唱を獲得すると共に、一躍新たな時代のスターとなった。また、この曲は1980年のBillboard年間シングル・チャートでは66位、レギュラー・チャートでは最高位4位を記録する大ヒットとなっている。
収録されている曲は3曲のボーナス・トラックを含めると全12曲である。(以前、全9曲収録のLPで持っていましたが、ボーナス・トラックが入るということでCDを入手した筆者です。)『Fame』(IRENE CARA)、『Out Here On My Own』『Hot Lunch Jam』『Dogs In The Yard』『Red Light』『Is It OK If I Call You Mine?』『Never Alone』『Ralph And Monty(Dressing Room Piano)』『I Sing The Body Electric』『Miles From Here』『Out Here On My Own[Instrumental Version]』『Fame[Instrumental Version]』。
IRENE CARAはこの後『Flashdance... What A Feeling』のヒットを1983年に放つことになるが、その豊かな声量、パワフルなボーカルはこの時からもあり、'80's前半のポップ・シーンでは大活躍をすることになる。この曲では、まだまだ荒削りなところも見せているが、歌唱力の方はその片鱗を見せている。アップテンポでダンサブルでノリの良い曲である。この他にもコーラスをメインとした曲、オーケストラ風のサウンドと、バラエティに富んだものであり、映画のサントラということを考えたら楽しくなってくるものである。本サントラ盤は映画のものであるが、舞台版のサントラもリリースされており、これらと共にじっくりと堪能しましょう。
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