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ALBERT HAMMOND『IT NEVER RAINS IN SOUTHERN CALIFORNIA』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1996年にリリースされた彼のベスト盤である。彼は'70'sに爽やかなサウンドの大ヒット曲(邦題)「カリフォルニアの青い空」を放ち、その名を知られているが、そんな彼のベスト盤が、しかも22曲収録というのは実に嬉しい所である。また、A.O.R.に注目が集まり、そのジャンルのビッグ・ヒットがいくつか出た'80'sになると、今度は(邦題)「風のララバイ」を引っさげて甦ったというのも記憶に残っている。

収録されているのは以下の全22曲である。『Listen To The World』『If You Gotta Break Another Heart』『From Great Britain To L.A.』『Brand New Day』『Anyone Here In The Audience』『It Never Rains In Southern California』『Names, Tags, Numbers And Labels』『Down By The River』『Road To Understanding』『Air That I Breathe』『Smokey Factory Blues』『Peacemaker』『Woman Of The World』『Everything I Want To Do』『Who's For Lunch Today?』『Free Electric Band』『Rebecca』『Day The British Army Lost The War』『For The Peace Of All Mankind』『I Think I'll Go That Way』『Half A Million Miles From Home』『I'm A Train』。

この中では、大ヒットを記録した『It Never Rains In Southern California』(「カリフォルニアの青い空」)と『For The Peace Of All Mankind』(「落ち葉のコンチェルト」)を外すことが出来ない。前者は「夏」、後者は「秋」になると、現在でも必ず流れてくる曲であり、季節を感じさせるスタンダード・ナンバーとなっているが、現在までも語り継がれる名曲である。しかも、彼の優しいボーカルが爽やかなメロディに乗って届けられるのだから、聴いていて惚れるだけである。また、この2曲以外にも、じっくりと聴かせてくれるボーカル・ナンバーがたっぷりと詰まっていて、聴き応えがある内容になっている。

ただ、残念なのは、『Your World And My World』(「風のララバイ」)が収録されていないということである。この曲も彼の代表曲の一つであるだけに、収録曲数が多いベスト盤では不可欠な曲でありますが...

しかし、彼のアルバムは殆どリリースされていないということを考えれば、本ベスト盤はとても貴重なものであり、不満点があるものの、その存在価値は十二分にある。(本ベスト盤に収録されている曲は'70'sの曲が中心になっているが、これが「風のララバイ」がはじかれた理由なのだろうか?)しかし、彼の歌声はしっかりと時代に刻み込まれたものであり、「エヴァー・グリーン・ミュージック」として時を越えて語り継がれるものである。やはり「名曲はいつの時代でも名曲である」ということを感じさせてくれるベスト盤である。じっくりと聴き込みましょう。

 

It Never Rains in Southern California

It Never Rains in Southern California

  • アーティスト: Albert Hammond
  • 出版社/メーカー: Collectables
  • 発売日: 1996/11/05
  • メディア: CD


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