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CHRISTINE McVIE『CHRISTINE McVIE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1984年に発表されたCHRISTINE McVIEのソロ・アルバムである。彼女がFLEETWOOD MACのメンバーであることは説明する必要もないが、この時期はMACは活動休止状態に入っていて、STEVIE NICKSがソロとして大ヒットを放っていたが、CHRISTINEもやはりソロ・アルバムを発表した。とはいうものの、STEVIEのように大ヒットとまではいかなかった。しかし、本アルバムのサウンドはMACのサウンドそのままといったものであり、知らないで聴いたら、MACのアルバムではないのかと思ってしまうほど、MACのサウンドである。グループで活動している人がソロ・アルバムを発表するとなると、たいていはグループのサウンドとは違った世界に挑む者であるが、彼女の場合はそういうことは行わず、これまでのキャリアの延長線上のサウンドとしてまとめている。が、だからこそ、聞き慣れたMACのサウンドを堪能できると言うことで、安心して聴くことが出来る。(要するに、一長一短なんですが、「安心感」というものは簡単に得られるものではなく、これはそれなりのキャリアの積み重ねによって得られるものである。)

収録されているのは以下の全10曲である。『Love Will Show Us How』『Challenge』『So Excited』『One In A Million』『Ask Anybody』『Got A Hold On Me』『Who's Dreaming This Dream?』『I'm The One』『Keeping Secrets』『Smile I Live For』。この中からは『Got A Hold On Me』がシングル・ヒットを記録していて、1984年のBillboard年間シングル・チャートの91位、レギュラー・チャートでは最高位10位を記録している。

本アルバムには、エリック・クラプトンやスティーヴ・ウィンウッドと言った豪華ゲストが参加していて、MACサウンドというポップなナンバーが並んでいる。いずれの曲もがとても聴きやすいものであり、ポップなナンバーが並んでいるということで、変な考えを持つことなく親しんで接することが出来るものばかりである。こういう所は、彼女はこれぞポップスという所を知り尽くしているということも出来る。MACファンであれば、何の抵抗感もなく楽しむことが出来るものであり、MACの番外編と言うことも出来るとても楽しい'80'sサウンドを楽しみましょう。(尚、MACを知らないという方は、ここからMACに接していくというのもまたよろしいかと...)

 

Christine McVie

Christine McVie

  • アーティスト: Christine McVie
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 1997/11/25
  • メディア: CD


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