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DEBBIE GIBSON『ELECTRIC YOUTH』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1989年に発表された彼女の2nd.アルバムである。彼女は1st.アルバムから曲作り、プロデュースを自らの手で行っていて、2nd.アルバムでもその体勢は続いている。当時、TIFFANYもそうであったが、ティーンのアーティストが彗星の如く現れて大ヒットを記録することになるが、彼女はその代表格であった。ということもあって、本アルバムは5週間にわたって全米No.1の座を獲得し、1989年のBillboard年間アルバム・チャートでも16位にランクインするヒットを記録している。サウンドの方は、やはり'80'sという雰囲気に満ちた楽しいポップスを中心としたものであり、ダンサブルな曲と聴かせてくれる曲もあり、このあたりはいかにもヒットしそうというものであるが、爽やかな彼女の雰囲気が商業的なことを忘れさせてくれて、「音を楽しむのが音楽」ということを教えてくれて、聴いていても楽しくなってくるものである。

収録されている曲は以下の全11曲である。『Who Loves Ya Baby?』『Lost In Your Eyes』『Love In Disguise』『Helplessly In Love』『Silence Speaks (A Thousand Words)』『Should've Been The One』『Electric Youth』『No More Rhyme』『Over The Wall』『We Could Be Together』『Shades Of The Past』。この中からは『Lost in Your Eyes』が全米No.1に輝く大ヒットを記録している。(1989年のBillboard年間シングル・チャートでも13位にランクイン、また、全米1位は3週連続で獲得している。)

彼女は「アイドル」という括りに捉えられているが、ティーンでルックスもいいとなればアイドルとして捉えられてしまうというのは仕方のないところなのかも知れない。(「アイドル」を否定するものではない。)が、彼女の力量は「アイドル」と言われる範疇をはるかに超えるものを持っていて、1st.アルバムの時に、若いながらもアーティストとしての才能を垣間見せていたが、本作ではそれに一段と磨きがかかり、ある程度のキャリアがあるような貫禄すらある。当時はティーンのアーティストが次々と飛び出してくるという時代でもあったが、そんな中でも彼女は他のアーティストとは違うものがあり、輝いていた。だからこその全米No.1ヒットであるということも言える。これもまた'80'sということで、色々なことがあった'80'sの終盤では忘れることの出来ない一人であり、'80's終盤を語る上では欠かすことの出来ないアーティストである。

 

Electric Youth

Electric Youth

  • アーティスト: Debbie Gibson
  • 出版社/メーカー: Atlantic
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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