EDGAR WINTER GROUP『THEY ONLY COME OUT AT NIGHT』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1972年に発表されたアルバムであり、4th.アルバムである。彼のファンキーなサウンドは有名であるが、ファンキーなサウンドの中にあって彼はしっかりとしたロックをプレイしている。サウンドの方はしっかりとしたロックをベースにしているが、かなりポップな曲、ファンキーな曲と幅が広く、楽しめるアルバムでもある。また、本アルバムは1973年のBillboard年間アルバム・チャートの6位にランクインしており、レギュラー・チャートでは最高位3位を記録する大ヒットとなった。
収録されているのは以下の全10曲である。『Hangin' Around』『When It Comes』『Alta Mira』『Free Ride』『Undercover Man』『Round & Round』『Rock 'N' Roll Boogie Woogie Blues』『Autumn』『We All Had A Real Good Time』『Frankenstein』。この中からは、ラストを飾るインスト・ナンバーである『Frankenstein』が全米No.1ヒットとなっていて、1973年のBillnoard年間シングル・チャートでは16位にランクインしている。(1位の座を獲得したのは1週間のみであった。)また。『Free Ride』も同年の年間シングル・チャートの96位、レギュラー・チャートでは最高位14位を記録している。その他の曲では、ギター・サウンドがお好きな方であれば飛びつくことになるであろう『Undercover Man』『Rock 'N' Roll Boogie Woogie Blues』をお薦め曲としてピックアップする。(筆者はこの2曲が結構好きである。)
本アルバムのサウンドは、やはり'70'sという時代を感じるものであるが、それがどこか懐かしさと斬新さという相対するものを感じ取ることが出来る。特に、全米No.1ソングとなった『Frankenstein』のそのサウンドは'60's終盤から'70's初頭の何処かしら怪しげな感じのするサイケデリックな雰囲気と、職人が拘って作り上げたという魂が同居していて、何とも言えない心地良さを与えてくれる。(これが'70'sサウンドだと言ってしまえばそれまでですが、)不思議な魅力をいつでも醸し出してくれる'70'sらしい名盤である。
↓GOLD CDのようなデザインのジャケットですが、SACD(ハイブリッド)です。
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