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東京少女~#4:ヤドカリ少女 [ケータイ刑事]

「東京少女」、第4話となる物語は、「ヤドカリ少女」である。これまでと同様に、本編は12分、メイキングが約10分、次回予告まで含めたトータル時間は23分ちょっとである。

この記事の「カテゴリー」を「ケータイ刑事」としているのは、本作品の主演の中から次期「ケータイ刑事」が生まれるだろうと読んでいるためであるが、その「ケータイ刑事」は現在は「銭形雷」の2nd.シリーズが放送中であるが、既にクランク・アップをして、9月末終了と言うことになっている。10月から6代目になるのであれば、既に撮影は開始しているはずである。(正式発表は9月頭になるだろう。)が、10月からはどうも6代目ではないらしい。(現在は正式発表待ちという状況である。)が、今年の春に募集されたBS-i脚本大賞のテーマを考えたら、その作品が戻ってくる可能性は大いに考えられたことである。(ジャンルは「ケー刑事」とま全く違うものですが、そのシリーズも筆者は好きなんですが...)で、「ケー刑事」がまたもお休みということになると、6代目についても大きく考えが変わってくる。早くても来年の1月スタートということになるが、そうなると年齢的にも1989年組はラスト・チャンスということになるので、6代目は雷シスターズの次女ということで間違いないだろう。で、1989年組というと、これまでも襲名の期待が高い秋山奈々さんや、「新耳・5th.」の桐谷美玲さんがいる。個人的には秋山さんに6代目を期待していたが、ここで休止期間に入るとなると、考えが変わる。(ということで、現時点では未確認であるが、10月からの「ケータイ刑事」が再び休止期間に突入するという前提で以下のことを記す。)

元々丹羽Pは「いいコがいなければシリーズは休む」と言っていたが、この考えには賛成である。(最近の「ライダー」と「ウルトラ」はちょっとうんざり気味、今年は生誕35周年/40周年ということだが、現状の怠さを考えたらここは(勇気ある)「休止期間」に突入すべきである。)これによって新たなエネルギーを得ることが出来るのもまた事実である。で、この考えに重きを置いて考えると、秋山さんも桐谷さんも「銭形」のメガネには適わず、6代目はその下の学年から、という判断をしたと考えられる。(これだと、北乃きいさんの襲名待ちというのがオーソドックスな考えとなる。)もう一つの考えとして、3ヶ月から半年の休止期間として、その間に6代目を少し鍛えておこうということで、6代目の成長待ちに入る、という考えである。(これだとデヴューしてそんなに時間の経っていない桐谷さんにもう少し演技の経験させて、それから6代目を襲名させる、という考えである。)実際、5代目が「恋する日曜日」で全中後編となる三部作の物語に主演させ、更には「愛の道 チャイナロード」にゲスト出演させているという前例があるだけに、この考え方は人気シリーズの主演ということを考えたら無難なものだと思われる。(この場合、「雷」の後番組に何らかの形で出演させるということになる。また、実際に6代目は決定しているということにもなる。)

で、結局筆者の考えは、秋山さんが6代目というのであれば、「銭形雷」の後に休止期間を設ける必要性を特に感じないだけに、ここで「休止期間」に入るということは「秋山さんの6代目は無い」ということと、「今度の休止期間は6代目の成長待ちである」と判断し、「桐谷美玲さんが6代目に実際決定している」「来年の1月、または4月スタート」と言うように読んだんですが...(尚、それよりも遅くなるのであれば、桐谷さんの6代目はなし)

尚、今回の「東京少女」は、その桐谷さんの主演作ということですが、それに合わせようとしているのではなく、状況を考えると、「6代目=桐谷美玲」が現時点では一番無難な考えだと思えます。(さて、結果は如何に...?)ということで、「ケー刑事」に付いてはここまでということで「東京少女」の方に入っていくことにします。

簡単に言えば、私立高校の制服に憧れ、自分の通う公立校の制服がイヤでたまらない少女・カズエの物語である。カズエは荒川沿いに住んでいるが、橋の向こうは東京で私立の子は可愛い制服(ブレザー)を着て橋を渡っていくが、公立の子は橋を渡れず、地味な制服(セーラー服)である。しかもカズエはお姉ちゃんのお古ということもあって、制服が大嫌い。家はクリーニング店をやっている。入学式の前日に新しいのを買ってくれるまで絶対に学校に行かないとゴネたが、結局父は新しい制服を買ってくれず、仕方なく姉のお古の制服を着て学校に通っていた。で、今日もイヤな思いをしながら学校に通おうとして、川辺にやってきた。そこで靴ひもが解けたことに気づき、それを結び直そうとして足を柵にあげたカズエだったが、そこに私立の制服を着たケイスケを見て恋心を抱く。カズエはいつも彼のことを見ていて、彼は漢字だらけの本を読みながら歩いていたが、会話を交わしたこともなく、また名前すら知らなかった。大嫌いな通学路だったが、カズエにとって彼だけが特別な存在だった。

そうしていると「ケイスケ」と彼のことを呼ぶ私立の制服を着たアユミがやってきて、明日はケイスケの誕生日だと言い、家族に変わって祝ってあげる、と言うも「遠慮しておく」とケイスケ。そんなケイスケとアユミのやりとりを恥ずかしがりながらも気になってみていたカズエだったが、アユミと目が合ってしまい、もどかしそうに目をそらす。するとアユミはカズエの制服を見て、カズエの学校の子の悪口を言う。ケイスケはそれを耳にして「止せ、聞こえるだろう」とアユミを制するが、しっかりと聴いていたカズエは恥ずかしくなってその場から走り出してしまう。

家に帰った和会は牛乳を飲んでいるが、「今日、バカにされたのはあんたのせいだからね」と制服に八つ当たり。そして「こうしてやる」と制服に罰を与えようとして床に放り投げると、手にしていた牛乳をかけるカズエ。が、それでも心は晴れない。で、「制服汚れちゃった。新しいの買ってよ」と父に言いにクリーニング店の方に顔を出すが、そこに父の姿はなかった。で、店に私立の制服が掛けられているのを発見したカズエは嬉しそうにその制服をゆっくりと見て、そして手を伸ばしてさわっていた。

翌朝、目覚めたカズエの顔は晴れていた。店にあった私立の制服を黙って持って行き、それを着て寝たのであった。で「気持ちいい、最高!」と憧れの制服を着ることが出来た喜びに浸っていた。更には鏡を見て「可愛い」とすっかりご機嫌になり鼻歌まで歌っていた。が、突然父が部屋にやってきた。慌てて蒲団で着ている制服を隠すカズエし「お父さん、勝手に開けないでよ」と文句を言う。父は制服が無くなっていることに気づいて、行方を知らないかと尋ねにきたのだったが「知らないよ」と惚けるカズエだった。

その日カズエは私立の制服を着て家を出た。とても風の強い日であったが、すっかりご機嫌なカズエは川辺の道をスキップしながら「おはよう」と私立の制服を着ている子たちに声を掛けまくっている。(よっぽど嬉しい、というのが分かります。)そうしているとケイスケの姿を見つけたカズエは「自分、ファイト」と自分を勇気づけるとケイスケに近づいていき、声を掛ける。「今日、誕生日ですよね。おめでとうございます」ケイスケも「ありがとう」と返すが「失礼だけど、君、誰?」と尋ねる。で、「あの、アユミちゃんの友達です」と、昨日耳にした名前を語ってその場を取り繕う。で「よかったらこれ」と言ってプレゼントを渡そうとするが、そこに「ケイスケ」とアユミが呼びかける声がした。

で、アユミがやってくるとカズエに向かって「あんた誰なの?」ということで、嘘がばれてしまったカズエ。空に「あんた何組なの?」とアユミに尋ねられると、答えようがなくなり、走って逃げ出す。が「待ちなさい」とアユミが追いかけてきて捕まってしまう。で「止めてよ、借り物なんだから」と言ってアユミから逃れようとするカズエはアユミにパンチ一発を入れると逃げていく。が「誰か捕まえて!」とアユミが叫び、アユミの姉が駆け寄ってきて捕まえられてしまうカズエ。で「止めて、止めて」と必死にカズエは言うが、二人はカズエの手を引っ張ってグルグルと回す。で、飛ばされたカズエは水たまりに倒れ込んでしまった。ケイスケが心配して「大丈夫?」と声を掛けるが、制服は泥まみれになってしまった。が、カズエはケイスケに「これ、プレゼント」と言って用意していたプレゼントを渡そうとして差し出す。で、ケイスケの手に渡ると、寂しげな表情を浮かべてゆっくりと去っていった。(ケイスケは何も言うことが出来なかった。)

帰宅したカズエは父に怒られていて泣いていた。「ごめんなさい、ごめんなさい」と誤り続けるカズエ。が、カズエは気がついた。「着飾っても、中身が変わらなければ意味がない。殻だけ変えてもヤドカリはヤドカリなのだ」その後、自室に戻ったカズエは部屋に新しい制服が掛けられていたのに気づき、その制服をてにすると「ごめんね、私が悪かった」と制服に謝ると「明日からもよろしくね」

翌日、新しい制服を着たカズエは癒えいつものように河原にやってきた。そこでケイスケを見かけると歩み寄り、軽く会釈をして去っていった。が、その表情は、制服に誇りを持つ顔つきになっていた。

この後は、CMに続いて「メイキング」である。(約10分)前回は特別にこの部分についても記したが、今回は簡易版ということにする。

撮影が行われたのは2006/2/8。(風が強い日だったと言うことです)本作が桐谷さんの主演デビュー作ということで、役者でもある井口監督に預ける形として、「化学反応」をねらったということ。で、桐谷さん、井口監督、丹羽Pのインタビューがありました。特に丹羽Pは「華、オーラがある」と言うことを言っていましたが、これって丹羽P作品では大事にするところでもあり、「ケー刑事・銭形襲名」を遠回しに言っているように感じました。(多少の社交辞令が入っているでしょうが...)

桐谷さんが「チェック柄のスカートの制服に憧れる」と言っていましたが、銭形の制服(青葉台学園)の夏服はチェック柄のスカートですね。ケー刑事を襲名して夏服で登場したら、それが現実になりますが...

今回の物語は、ごく普通の何処にでもいる少女の物語であり、誰もが似たような思いがあるというさりげない物語でありますが、カズエの気持ちが良くわかる物語でした。演技の方は確かにまだまだだと感じました(これは主役をやると一気に伸びます。)が、最後の笑顔だけは良かったですね。

次回第5話は「西東京タワー少女」ですが、(BS-iでの)放送は9/2(土)の24:00からとなります。(来週は「東京少女」の放送はなし。)主演は渡部悠さんです。ということで、来週はいいのですが、再来週の日曜に関しては、「銭形雷」はいつも通りの予定ですが、その後に記しているヒーロー作品については、UPする時間が遅れます。

↓参考までに。

有名私立女子校&共学校〈2006年入試用〉―首都圏中学・高校受験ガイド

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有名私立女子校&共学校―首都圏☆中学・高校受験ガイド (2005年入試用)

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↓井口昇監督作品をいくつか

恋する幼虫

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クルシメさん/アトピー刑事

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猫目小僧

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↓桐谷さん出演作品
怪談新耳袋 最終夜 DVD-BOX

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  • メディア: DVD
↓「ケータイ刑事」をいくつか
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
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ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/05/22
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/04/23
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

全3巻

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

全2巻

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD

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