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東京少女~#6:TOKYOかしましガールズ [ケータイ刑事]

「東京少女」、最終回の第6話となる今回の物語は、「TOKYOかしましガールズ」である。これまではサブタイトルが「○○少女」だったのが、横文字の「ガール」(しかも複数形の「ガールズ」)となっているのが本作の特徴である。放送の方はこれまでと同様に、本編は12分、メイキングが約10分で、トータル時間は23分ちょっとである。(最後だから、次回予告はなし。)

今回の物語は、これまでの作品と少し違っていて、実質的にはダブル・ヒロインである。(出演者もこの二人のみ)が、思い出すのは映画「問題のない私たち」のワンシーンです。(が、これと倉減ると、あまりにも可哀想だから、詳しくは止めておきます。)

この記事の「カテゴリー」を「ケータイ刑事」としているのは、本作品の主演の中から6代目・ケータイ刑事が生まれるだろうと読んでいるためであるが、今回の物語に出演している大政絢さんと竹内千尋さんは(何代目かということに関係なく)ケー刑事襲名が約束されているかもしれない。二人とも、この作品がドラマ初出演ということで、初々しさはありますが、共にこれからという存在であるが、このように言うのは、二人とも、4代目&5代目と同じ「スターダスト」の所属なのである。事務所側からの強力なプッシュがあれば、キャスティングに影響があるのもおかしくないことである。で、その前にBS-iのドラマに出演させるということで、「次はこの子だよ」という事前の挨拶のようにも思えるのである。(6代目を襲名しなくても、年齢制限でアウトにならない限りは7代目でも8代目でも侮ることの出来ない存在となるでしょうね。)但し、事務所が強力に売り込むという体制に入る、ということがその前提条件となりますが...

とにかく、歴代銭形を演じた全員が実に凄い顔ぶれであり、みんながみんなブレークするし(5代目はこれからでもありますが...)、8/30のNHKのドラマ「鏡は眠らない」の再放送が急遽放送延期になったのも、時勢があるとはいうものの、これがドラマ・デヴューであった3代目の演技力の高さ、迫真の演技がその裏にある。つまり、「銭形」を演じるというのは、既にスターへの「登竜門」という域ではなく、その技量も確かなものを持っているということを保証する「ステータス」にまでなっているだけに、事務所の思惑が絡むというのは仕方のないことだろう。いずれにしても、4年前の「ケータイ刑事 銭形愛」スタート時、「ケータイ刑事」かここまでの凄いシリーズになると想像した人間はいただろうか?尚、この事務所では「戦隊」の方に出演するということもあるようで、この二人の名前は数年後は戦隊ヒロイン(ピンク)として出てくるかもしれない。(雰囲気としたら、竹内さんは戦隊ピンクかな、という所がある。)よって頭の片隅にでもマークしておいた方が良いでしょうね。(が、戦隊と言うことになったら、「銭形」は無いということも言えるでしょうが...)

尚、竹内千尋さんについて調べていたら、ちょっと驚いた。この名前で検索したら、なんと三重県志摩市の市長さんが同姓同名であった。(が、女性ではなく男性です。)

というところで、以下は物語本編の方に行きます。
千春が意を決して学校にやってきた。一方、美砂は屋上で漫才の練習をしていた。そこに友人の真希から電話が入る。彼女は美砂の漫才の相方であったが、コンビ解散を一方的に告げる。予選まで後3日ということで美砂は何としてもそれを阻止しようとするが、電話を一方的に切られ、コンビ解散でどうしたらいいのか分からない。そうしていると千春が屋上にやってきた。慌てて物陰に隠れる美砂。千春は屋上のフェンスに近寄ると、鞄を置き、靴を脱いで揃えて置くとフェンスを登り始めた。美砂は慌てて飛び出して千春をフェンスから引きずり下ろす。

事情を聴くと、千春は3日後に両親が離婚するから自殺する、というのであった。で、美砂は「あんた、どうせ死ぬのなら、3日でいいから私に頂戴!」と言って「私と一緒に漫才しよう」と強引に千春を相方にしようとする。で「3日経ったら何回でも死んで良いから」とまで言って誘う。(何回でも死んでいいって、何回も死ぬことは出来ませんが...)

強引な美砂の誘いに乗って千春は相方になることにした。で、二人は漫才の練習を始める。美砂はハイテンションでいるが、千春はテンションが上がらず、常に下を向いたままで乗ってこない。で、「勢い」と言う美砂だったが、「さっきまで死のうと思っていたんだよ。そんないきなり勢いなんて出るわけ無い」と千春。が「でも普通、勢いなくて死ねるかなぁ?」と美砂。→なんか良いコンビになりそうです。

千春は美砂が被っている野球帽を手にすると、「これ何?」と尋ねる。「ステージ衣装」と答える美砂だったが、クラスの野球部の子から借りてきたのだった。今は吉本に入ってM-1で優勝するのが夢だが、この前はPL学園に入って甲子園に行くのが夢だったと言う美砂。(でも、PL意外にも強豪校はたくさんありますよ)「何で辞めたの?」と尋ねる千春に対して、女の子だし、野球部に入って坊主頭にするのが嫌だった。(昔は男子に限られていましたが、現在はルール上、高校野球に女子も認められています。)「頭の形、悪いの?」と千春のツッコミに、「そうそう、生まれつき頭の形がねぇ... って、そっちかよ!」と、初めて漫才コンビの形になりました。そんな中でも美砂のお気楽さに千春の心も少しずつだが和らいでいく。

美砂は千春に野球部の子から借りてきたユニフォームをステージ衣装だと言って渡す。が、「臭っ」と千春はそれを着ることは出来なかった。

漫才の練習は続く。「秋の三大珍味って何でしたっけ?」「松茸、ハモ、あとラーメンですか」千春は最初と比べて元気が出たものの、まだふっきれない。美砂は「ですかって何よ」と千春に食ってかかると、「もっと自信を持って呆けろ」と言うが、「秋の三大珍味がラーメンだなんて嘘じゃん。それに、ネタに納得いかないのに自信を持って呆けられないよ」と、千春は少しは元気が出たが、まだまだその気になっていない。が、美砂は「図々しい、信じられへん。さっきまで死のうとしていたくせに」と正直でストレートと言うか、千春のことを思っていると言うか、とにかく明るい。更に「じゃん」と千春が言ったことに「これだから東京者は嫌いなんや」しかし「美砂ちゃんだって東京の人でしょう?」と千春がツッコミを入れる。これに「私は大阪で二週間暮らしていたからね」。「それってただの旅行じゃん」と返す千春だったが、美砂は「鋭いツッコミ」と、少しずつですが、確実に二人の息が合い始めるようになっていた。が、これに美砂は千春がツッコミをやればいい、ということを言い出し、それで漫才の練習を再開する。

(先ほどのネタの続きで、千春が)「ラーメンって、何ゆうてまんがな」から始め、「ちなみに日本三大ラーメンって言える?」「豚骨、醤油、ラーメンライス」。これに「何でやねん」と千春が美砂の頭を後ろから殴ると、美砂の帽子が飛び、美砂はその場に倒れて気絶してしまった。

病院、美砂は呼吸器を付けてベッドに寝ている。千春が見舞いにやってくる。「どうも、千春で~す」明るく振る舞う千春だったが、ベッドの上の美砂は瞬き一つしないで、何も反応しない。千春はネタを一つ(避難訓練)口にするが、美砂はやはり無反応だった。

次の日、千春が見舞いにやってきた。またもネタ(一発ゲー)をしながら入ってくる千春だったが、呼吸器は外されているが、美砂はやはり無反応のまま。千春は美砂を元気づけようとして、病室に飾ってある花瓶をてにして「乾杯!」と言って水を飲み、花を手に「それそれそれそれ」と踊り出す。しかし美砂はうつろな表情のままで無反応だった。

次の日、野球のユニフォーム姿で見舞いにやってきた千春。またもネタ(暑い/夢の甲子園)を披露する。しかし、美砂は無表情のままであり、全く変わらない。千春は美砂の側にやってくると、椅子に腰掛け、自分が被っていた野球帽を美砂にかぶせる。美砂の頬をそっとさわると「黙ってばかりじゃ分かんないよ」と呟き、心の苦しいところを口に出し「美砂ちゃん、早くコントの続き、始めようよ」と言うと、その場で頭を伏せて泣き始める。が、「なんちゃって、嘘だぴょ~ん」(これって、「銭形泪・2nd.5話」や「銭形零・1st.4話」を思い出す...)と、千春は精一杯美砂を元気づけようとしている。が、その時千春は気がついた。美砂の目には涙が浮かんでいたのだった。そして、美砂の右手がゆっくりと動き、千春の胸を押し、口元が動いたのだった。

本編ドラマはここまでである。前半の千春と美砂が、後半は完全に入れ替わった展開。死のうとしていた所で出会った親友を思う千春の気持ち。ちょっとウルウルとくるお話でした。尚、ラストの美砂が笑った所、何となく秋山奈々さんの雰囲気に似たところが竹内さんにありました。

で、以下は「メイキング」である。今回もメイキングは簡易版ということでいきます。
(2006年)1月20日、リハーサルが行われた。監督と出演の二人、更に丹羽Pの姿がある。二人ともドラマ初出演とのこと。丹羽Pの話では新人をブレークさせたいというコンセプトで始め、二人とも素の部分があり、将来性ということでオーディションで選んだ、とのこと。(ということは、丹羽Pの頭の中では、将来の「銭形」があるのでしょうね。)

また、本作の保坂大輔監督も、「スパイ道」に続いて商業作品2作目という新人監督(「世界は彼女のためにある」で、ゆうばりファンタスティック映画祭審査員特別賞を受賞している)ということで、本作は今回の全6話の中でも将来を考えた物語であることも分かる。

撮影当日、前日からの雪によって屋上は白一色。そんな中の撮影風景がいくつか続く。そして、本メイキングのお約束である、主演者に「東京とは?」という質問。(大政さんが答える。(やはり、本作の主演扱いは大政さんです。))

更に、病室のシーンのいくつかの撮影風景が続き、クランクアップの所は無いまま終了となりました。

全6話がメイキングと共に放送され、終了したが、次週9/9(土)深夜24:00からは、第1話「東京変身少女」(主演は北乃きいさん、諏訪太朗さんが良い味を出しています。)が再放送される。(とりあえず再放送はこの1本だけである。尚、再放送ではBlogに記すことはしない。(8/6に記しているので、そちらをご覧下さい。))やっぱり北乃さんは7代目なんだろうなぁ~。(その後、9/10(日)の24:00からは、これも待望のシリーズ「スパイ道」の新シリーズ「スパイ道Ⅱ 女スパイ編」が放送されることになっている。でも、「スパイ道Ⅱ」には銭形候補はいない...)

 

 本文中で述べた「ケー刑事」の物語はこちら

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
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ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD

映画「問題のない私たち」

  • 出版社/メーカー: ソニーミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2004/07/28
  • メディア: DVD

↓「M-1」ということで

M-1グランプリへの道 ~まっすぐいこおぜ !~ 起承の一

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  • 出版社/メーカー: GPミュージアムソフト
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD

M-1グランプリへの道 ~まっすぐいこおぜ !~ 転の二

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  • 出版社/メーカー: GPミュージアムソフト
  • 発売日: 2005/04/25
  • メディア: DVD

M-1グランプリ2001 完全版 ~そして伝説は始まった~

2005年まで、毎年あります。

M-1グランプリ2001 完全版 ~そして伝説は始まった~

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  • 発売日: 2003/12/17
  • メディア: DVD

↓「珍味」ということで

どこへ行っても美味珍味

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  • 作者: 渡辺 文雄
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 2005/04
  • メディア: 文庫

日本珍味の旅

  • 作者: 飯田 浩
  • 出版社/メーカー: 保育社
  • 発売日: 1985/03
  • メディア: 文庫

にっぽんの味 珍・美・真―旅のかくれ味 全国珍味150選

  • 作者: 西川 吉次
  • 出版社/メーカー: CBS・ソニー出版
  • 発売日: 1984/11
  • メディア: 単行本


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