JANIS JOPLIN『IN CONCERT』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1972年にリリースされたライブ盤であり、1968年から1970年にかけての各地でのライブを音源としたライブ盤である。彼女はデヴューしてそんなに長く活躍しないまま、2枚のアルバムを発表して他界したということで、本アルバムは大変貴重なものであり、近年ではライブ収録のベスト盤というアルバムを発表するアーティストがいるが、そう言うものに先駆けたライブ収録のベスト盤といった感じもするアルバムである。で、本アルバムは1972年のBillboard年間アルバム・チャートで55位、レギュラー・チャートでは最高位4位を記録している。
収録されているのは以下の全14曲である。『Down On Me』『Bye Bye Baby』『All Is Loneliness』『Piece Of My Heart』『Road Block』『Flower In The Sun』『Summertime』『Ego Rock』『Half Moon』『Kozmic Blues』『Move Over』『Try (Just A Little Bit Harder)』『Get It While You Can』『Ball And Chain』。
前半はBIG BROTHER & HOLDING COMPANEYをバックにしたもので、後半はFULL TILTをバックにしたものである。前者の演奏は今ひとつといったものであることは明かであるが、それでも彼女のボーカルを堪能できるというのは大変貴重である。やはり聴き所は後半の方にあり、『Summertime』『Half Moon』といった所をお薦めナンバーとしてピックアップしておく。また、『Kozmic Blues』はスタジオ収録盤とはちょっと雰囲気が違っているなどしていて、注目の一曲でもある。
いずれにしても、彼女の名前は伝説のシンガーとなっていて神格化されているが、如何に素晴らしいシンガーであったが分かるだけに、本ライブ盤は耳にして置いてもらいたい所である。ソウルフルなジャニスの歌は本当に素晴らしい、の一語です。
- アーティスト: Janis Joplin
- 出版社/メーカー: Columbia
- 発売日: 1990/10/25
- メディア: CD
コメント 0