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JOAN JETT & THE BLACKHEARTS『I LOVE ROCK'N ROLL』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1981年に発表された2nd.アルバムであり、RUNAWAYS時代から一貫してロックの道を突き進むJOAN JETTの名前を音楽シーンにしっかりと刻むことになった大ヒット・アルバムである。(1982年のBillboard年間アルバム・チャートで22位、レギュラー・チャートでは最高位2位を記録した。)また、アルバム・タイトル・ナンバーである曲は全米No.1の座を独走し、'80'sになって次々と登場してくる女性ロック・バンド先兵となったロック・ナンバーとなった。(その後も多くのアーティストたちがカヴァーしていることで、この曲はあまりにも有名となった。)サウンドの方は、シンプルなロックンロールであるが、ストレートで熱い魂の籠もった活きの良いロックを聴かせてくれている。

本アルバムは、US盤とUK盤で収録されている曲数が違っているが、筆者が所有しているのはUS盤で全11曲の収録である。(UK盤はUS盤の10曲目が収録されていない全10曲である。)現在はボーナス・トラックが追加収録されたものがリリースされているが、これもまたUS盤とUK盤で違った曲が収録されている。(筆者が所有しているのはUS盤・11曲なので、一応それを元にして記すことにする。)

収録されている曲のタイトルは以下の通りである。『I Love Rock N' Roll』『(I'm Gonna) Run Away』『Love Is Pain』『Nag』『Crimson And Clover』『Victim Of Circumstance』『Bits And Pieces』『Be Straight』『You're Too Possessive』『Little Drummer Boy』『Oh Woe Is Me』。

この中からは、やはり『I Love Rock N' Roll』である。この曲は大ヒットをして、1982年のBillboard年間シングル・チャートの3位に輝き、レギュラー・チャートでは1982年の最長タイ記録の7週連続1位を獲得した。(この年のもう一曲の7週1位は、P.マッカートニー&S.ワンダーの『Ebony And Ivory』('82年間4位)。但し、1982年の最初は、前年からOLIVIA NEWTON-JOHNの『Physical』が4週間1位を獲得していて、通算で10週連続1位となり、'82年間1位を獲得した。)とにかく、彼女の熱い魂がストレートに伝わってくるエネルギッシュなミディアム・テンポのロックンロール・ナンバーである。この他の曲も同じ傾向の曲が占めているが、筆者のお薦め曲としたら、『Love Is Pain』『Crimson And Clover』『Bits And Pieces』という所をピックアップしておく。

今でこそ、女性ロッカーというのは当たり前になっているが、'70'sの時代では色物扱いをされていて、彼女(RUNAWAYS)もそういう扱いを受けていたのだが、'80'sという新しい時代になって風向きが変わり、女性ロッカーもようやく正当に評価されるようになった。が、この影には彼女の活躍があったことは言うまでもない。そういう意味でも本アルバムは時代に残る名盤である。じっくりと彼女の魂に触れて、堪能しましょう!

 

I Love Rock N' Roll

I Love Rock N' Roll

  • アーティスト: Joan Jett & the Blackhearts
  • 出版社/メーカー: Blackheart / Pgd
  • 発売日: 1998/04/21
  • メディア: CD

↑US盤 |UK盤 ↓

I Love Rock N' Roll

I Love Rock N' Roll

  • アーティスト: Joan Jett & the Blackhearts
  • 出版社/メーカー: Epic
  • 発売日: 1997/02/03
  • メディア: CD

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