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KID CREOLE & THE COCONUTS『IN PRAISE OF OLDER WOMEN AND OTHER CRIMES』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1985年に発表されたものであり、全編を通してトロピカルな雰囲気に満ちた明るく楽しいダンサブルな音楽が展開するアルバムである。彼らの結成は1980年であり、「明るく楽しい'80'sサウンド」を象徴するようなグループの一つであって、とにかく聴いていると楽しくなってくるのが彼らのサウンドである。特に、本アルバムが発表された'80's中盤は、レゲエを中心とした世界各地の音楽にスポットが当たるようになり、'80's後半から'90'sのワールド・ミュージック・ブームの走りのような時期であったが、彼らの放つトロピカルなサウンドは、楽しくなる曲はテンポの良いリズミカルな、所謂エレポップだけではない、ということを教えてくれることになった。とにかく、楽しくなる彼らのサウンドは、'80'sサウンドを堪能する上でも、全く違和感なく楽しむことが出来る。

収録されているのは以下の全10曲である。『Endicott』『Particul'y Int'rested』『Name It』『(Darlin' You Can) Take Me』『Luv Got Me Dancen' On My Kneez』『Caroline Was A Drop-Out』『He Can Have You』『Animal Cop』『Dowopsalsaboprock』『You Can't Keep A Good Man Down』。

この中からの筆者のお薦め曲は『Endicott』『(Darlin' You Can) Take Me』『Caroline Was A Drop-Out』『Dowopsalsaboprock』の4曲をピックアップしておく。とにかくこれらの曲はいずれの曲もが明るく楽しいものであって、聴いていると自然と元気が出てくるものばかりであり、こういう所にも'80'sサウンドの楽しさを感じることが出来る。

彼らは1984年の映画「AGAINST ALL ODDS」(邦題:カリブの熱い夜)で『My Male Curiosity』という曲が挿入曲として使われて注目を集めたが、本アルバムはその後に発表されたものであって、彼らの持ち味を十分に出している。(それにしては、セールスの方はもう少し伸びても良かったと思われるのだが...)とにかく、たっぷりとそのサウンドを楽しんでもらいたいアルバムである。

 

In Praise of Older Women and Other Crimes

In Praise of Older Women and Other Crimes

  • アーティスト: Kid Creole & the Coconuts
  • 出版社/メーカー: Wounded Bird
  • 発売日: 2005/08/02
  • メディア: CD


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