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LONDONBEAT『HARMONY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1992年に発表されたものである。彼らは'90'sのダンサブルなポップ・ナンバーを語る上では欠かすことの出来ないグループの一つであるが、彼らのサウンドは'80'sポップスの楽しい所にソウルフルな要素が加わり、味のある所を聴かせてくれている。こういうこのような動きは、'80's中盤から続くワールド・ミュージックのブームにより、色々なサウンドとの融合が進んでいったことがその理由の一つでもある。が、'90'sに入るとあまりにも様々なサウンドが登場しすぎて、逆に混迷の時代に突入することになってしまった。が、彼らのサウンドは、明るく楽しい'80'sポップスの持つ要素もあり、楽しくなってくるサウンドである。(それでいて、たっぷりと聴かせてくれるという部分も持ち合わせている。)

収録されているのは以下の全11曲である。『You Bring Me The Sun』『Love You Send Me Colours』『That's How I Feel About You』『Some Lucky Guy』『Secret Garden』『Give A Gift To Yourself』『Harmony』『All Born Equal』『Rainbow Ride』『Keeping The Memories Alive』『Sea Of Tranquility』。この中からのお薦め曲と言えば、『You Bring Me The Sun』『Love You Send Me Colours』とアルバム・タイトル・ナンバーである『Harmony』をピックアップしておく。また、この他にも楽しいサウンドに満ちていて、捨て曲のない楽しむことの出来る構成になっている。

彼らはイギリスを中心として欧州では大きくブレークしたものの、アメリカでの人気は今ひとつであった。1ディケード(10年)遡った'80's初頭では、イギリスでヒットを飛ばしたグループの勢いが凄くて、あっという間にアメリカのミュージック・シーンも制覇するという勢い(所謂「第二次ブリティッシュ・インベージョン」)があったが、'90'sの欧州勢はそこまでのパワーは持っていなかった。が、日本ではアメリカとは独立した欧州ルートがあり、ある程度のヒットを記録したというのも「混迷の'90's」という時代を象徴している。アメリカン・サウンド一辺倒という方は彼らのようなポップスにも着目して、聴いてもらいたいところである。(日本では、アメリカン・チャンネルがないと、今ひとつマイナーというイメージがあるが、こういう考えは捨ててもらいたい所である。)楽しいサウンド、結局はそのサウンドが心に響くかどうかということなんですがねぇ...

 

Harmony

Harmony

  • アーティスト: Londonbeat
  • 出版社/メーカー: Anxious
  • 発売日: 1994/03/24
  • メディア: CD


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