SSブログ

LITTLE RIVER BAND『SLEEPER CATCHER』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1978年に発表された6枚目のアルバムである。当時の彼らは、'75年のデヴューからハイペースでアルバムを発表していたということもあってのことだが、これはこれで凄いことである。(と言って、駄曲ばかりを発表していたのではない。)彼らはオーストラリア出身のバンドであり、'80's初頭に大きな旋風を巻き起こした「ダウンアンダー勢力」の世界進出のパイオニアとなるグループの一つであり、爽やかで聴きやすいロックを聴かせてくれるバンドである。そしてデヴューから着実なヒットを飛ばしてきた。本アルバムが発表された当時は、世界的なディスコ・サウンドの一大ブームの真っ直中であったが、ディスコ・サウンドに流れることなく彼らの持ち味を出したアルバムとなって纏まっている。で、本アルバムも1979年のBillboard年間アルバム・チャートの66位(レギュラー・チャートでは最高位16位)を記録するというように、堅実にヒットしている。

収録されているのは以下の全11曲である。『Shut Down Turn Off』『Reminiscing』『Red-Headed Wild Flower』『Light Of Day』『Fall From Paradise』『Lady』『Sanity's Side』『So Many Paths』『One For The Road』『Take Me Home』『Changed and Different』。

この中からは、シングル・カットされてヒットした『Lady』(1979年のBillboard年間シングル・チャートでは42位、レギュラー・チャートでは最高位10位を記録)が代表的な曲と言うことになる。聴きやすい一曲であり、全米TOP 10入りするヒットになったのも当然という気がする一曲である。その他にも『Reminiscing』『Light Of Day』『Fall From Paradise』といった曲をお薦め曲としてピックアップしておく。

この後に起こる「ダウンアンダー勢力」の台頭は、INXSやMEN AT WORKなどがサックスを取り入れたサウンドを特徴として大ブレークしたが、彼らのサウンドはそういうサウンドではない。同じオーストラリア出身のバンドであるが、その辺りが違うと言うことはしっかりと頭に入れておいてもらいたいところである。で、AC/DC、AIR SUPPLYと共に、オーストラリア出身のバンドが世界的な活躍をする先駆者の一つである彼らのサウンドを聴いてみましょう!

 

Sleeper Catcher

Sleeper Catcher

  • アーティスト: Little River Band
  • 出版社/メーカー: Harvest
  • 発売日: 1996/11/12
  • メディア: CD


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。