RAINBOW『LONG LIVE ROCK 'N' ROLL』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1978年に発表されたアルバムであり、第1期のRAINBOWが発表した名盤として名高いアルバムである。また、邦題は「バビロンの城門」と付けられている。原題とは違うものの、本アルバム中の傑作である『Gates Of Babylon』と、アルバム・ジャケットを考えたら悪くない邦題であるが、やはり原題の方を大事にしてもらいたいところである。が、内容の方は実にクオリティが高く、ロニー・ジェイムス・ディオ、コージー・パウエル、そしてリッチー・ブラックモアという3本の柱が上手くかみ合い、これぞハードロックというヘビーなサウンドを見事に構築した。また、本アルバムは、リッチーが意識した「中世ヨーロッパ」の体現を完成させており、音楽的にもRAINBOWの頂点を極めることになったアルバムである。
収録されている曲は以下の全8曲である。『Long Live Rock 'N' Roll』『Lady Of The Lake』『L.A. Connection』『Gates Of Babylon』『Kill The King』『Shed (Subtle)』『Sensitive To Light』『Rainbow Eyes』。
いきなり『Long Live Rock 'N' Roll』でハードなナンバーが登場して、リッチーの世界に突入することになるが、この曲はご機嫌の一曲である。そして中世の雰囲気に満ちた『Gates Of Babylon』は大傑作。また、RAINBOWの代表曲の一つである『Kill The King』や『Sensitive To Light』が骨のあるハードなサウンドを聴かせてくれる。
RAINBOWはリードボーカルが次々と変わるが、本アルバムではロニー・ジェイムス・ディオがボーカルを務めているが、彼のボーカルがハードなサウンドにマッチしていて、これがとても良いのである。(個人的にはRAINBOWのボーカリストではグラハム・ボネットが一番好きなのですが、)ロニーもなかなかである。で、本アルバムは色々と言われるRAINBOWのアルバムであるが、またがいなく名作である。(やはり、リッチーが輝いていたのは'70'sのアルバムの方ですね...)ハードロック・ファンであれば、聴いておかなければならない「MUST」のアルバムである。
コメント 0