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SPANDAU BALLET『TRUE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年に発表されたアルバムであり、彼らの発表したアルバムの中では最高傑作と言われているアルバムである。1983年と言えば、実にクオリティが高いアルバムが数多く登場した年であるが、本アルバムはそんなレベルの高い1983年のアルバムらしく、実に素晴らしいアルバムとして仕上がっている。また、'80's初頭の第二次ブリティッシュ・インベージョンは、ビジュアルが重要なファクターとなるニューロロマンティック派というものを海だし、DURAN DURANと共にその中心的な位置づけのバンドとして名前が知れ渡った彼らは、シンセサイザーを駆使したエレクトリック・ポップスというジャンルを確立し、これが後に「エレポップ」と言われるようになるが、そのジャンルの立ち上げに大きな役割を果たしたのも彼らである。で、本アルバムはそういう創世記のエレポップとして、後に登場する多くのアーティスト達に多大な影響を与えることにもなったアルバムである。また、本アルバムからは、名曲『True』というヒットが生まれている。

収録されているのは以下の全8曲である。『Pleasure』『Communication』『Code Of Love』『Gold』『Lifeline』『Heaven Is A Secret』『Foundation』『True』。

この中からは、やはり何と言っても『True』である。シンセサイザーを使った透明感あるスローなテンポのメロディのバラード・ナンバーであるが、これが実に良い味を出している。また、この曲は後に数多くの映画などでも'80'sを印象づける曲として何本かの映画に使われたこともあって、まさに'80'sを代表する曲になった。また、ヒットを記録しているとはいうものの、Billboardのチャートでは、レギュラー・チャートでは最高位4位という記録を残しているが、1983年の年間シングル・チャートでは92位ということで、ちょっと意外な感じがするように低い。がねこれはこの曲が1983年に限ったものではなく、後に広く認知されることになったためでもあり、チャートの記録というのはあくまでも発表当時の一つの指標に過ぎず、発表から数年後の広く認知されたことを汁上では、全く役に立たないと言うことを表している。(まあ、ヒットチャートというのはそういうものですが...)

この曲以外でも、本アルバムは「1983年産」という一種の品質保証のようなものがあり、聴き応えのある曲が詰まっている。筆者のお薦め曲として『Pleasure』『Code Of Love』『Gold』といった所を記しておくことにするが、これらの曲は『True』と共に、是非ともじっくりと聴いてもらいたい曲である。

'80'sサウンドでも、特に1983年という年は「黄金の一年」と言われるように、実にハイクオリティな曲がたくさん出ている年である。そんなクオリティの高い年に発表された本アルバムは、やっぱり一味も二味も違った内容があります。'80'sサウンドを語る上では、やはり忘れることの出来ないアルバムであり、名盤の一つである。じっくりと堪能したいアルバムである。特に、'80'sのシンセサイザーを中心としたエレポップ・サウンドがお好きな方は、これを聴いていないと「もぐり」だと言われますよ。

 

True

True

  • アーティスト: Spandau Ballet
  • 出版社/メーカー: Emi
  • 発売日: 2003/03/17
  • メディア: CD


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