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SIMON & GARFUNKEL『BRIDGE OVER TROUBLES WATER』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1970年に発表された彼のラスト・アルバム(6th.アルバムになる。)である。(その後、復活のライブ盤などのリーリスがありますが...)また、この原題ではピーンと来なくても、邦題「明日に架ける橋」と記せば、ああ、あのアルバムかとお分かり頂けるであろう。尚、このアルバムは、1969年の11月から、BEATLESの「ABBEY ROAD」とLED ZEPPELLINの「LED ZEPPELLIN II」が4ヶ月に渡って交互に都合3度ずつ、Billboardのアルバム・チャートの1位の座を独占していたのをストップさせたアルバムであり、'70'sになってから初めてBillboardのアルバム・チャートの1位を新たに獲得したアルバムとなった。(BEATLESは都合11週、LED ZEPPELLINは7週1位を獲得し、共に'69年の内に1位を獲得している。)で、10週連続1位を獲得し、1970年のBillboard年間アルバム・チャートの1位も獲得している。(で、翌年の1971年も、年間アルバム・チャートの55位にランクインした。)まさに、超ビッグ・ヒットを記録したアルバムである。(まあ、'60'sの彼らの活躍と、ラスト・アルバムということになったら、ある程度まビッグ・ヒットになるだろうと予想できるが、それにしても超大ヒットとなったものです。)

収録されている曲は以下の全11曲である。『Bridge Over Troubled Water』『El Condor Pasa』『Cecilia』『Keep The Customer Satisfied』『So long Frank Lloyd Wright』『Boxer』『Baby Driver』『Only Living Boy In New York』『Why Don't You Write Me』『Bye Bye Love』『Song For The Asking』。

この中からは、全米No.1の座を6週連続獲得し、グラミー賞も獲得した名曲中の名曲であり、彼らの代表曲である『Bridge Over Troubled Water』が秀逸である。しかもこの曲は1970年のBillboard年間シングル・チャートの1位を獲得し、この年彼らはBillboardの年間チャートにおいて、シングルとアルバムの両方で1位を獲得したのである。(これは史上初の快挙であり、後には1988年のGEORGE MICHAEL、1994年のACE OF BASEがあるだけ。)ということで、セールス、ヒットの方でも名曲にふさわしい結果が出た一曲である。また、『Cecilia』もレギュラー・チャートで最高位4位、同年のBillboard年間シングル・チャートでは49位にランクインしたヒット曲である。

この他にも、南米の民謡である『El Condor Pasa』(邦題「コンドルは飛んで行く」)をカヴァーし、彼ららしい味を出していたり、フォークギターによる一大ストーリーを構築した『Boxer』、彼らの活動拠点であるニューヨークを描写した『Only Living Boy In New York』など、全ての曲がお薦め曲ということが出来るアルバムで、下手なベスト盤は本アルバムの前ではその存在理由すらもなくなってしまうことになる。

とにかく、'60'sという時代に光り輝くハートフルなサウンドを発表した彼らが、'70'sという新しい時代を迎えて、それまでの総決算ということで残した不朽の名作である本アルバムは、ただ聴きいるだけである。人類の残した偉大な文化遺産とも言うことが出来るアルバムである。たっぷりと聴き入りましょう!

 

Bridge Over Troubled Water

Bridge Over Troubled Water

  • アーティスト: Simon & Garfunkel
  • 出版社/メーカー: Columbia
  • 発売日: 2001/08/20
  • メディア: CD


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