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SHIRLEY BASSEY『SASSY BASSEY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1985年にリリースされたベスト盤である。ここでは「007」シリーズに関係している2曲が頭に来ているが、特に「007」を意識したものではない。(それならば『You Only Live Twice』と『Moonraker』も収録されるはず。)彼女のボーカルはパワフルで、とにかく「熱唱」という言葉がピッタリであるが、ここではそんな彼女の熱唱をたっぷりと堪能することが出来る。それだけに、ボーカルがお好きな方にとってはこの上ないベスト盤と言うことになる。

収録されているのは以下の全16曲である。『Look Of Love』『Goldfinger』『He Loves Me』『If Ever I Would Leave You』『Lot Of Livin' To Do』『Somewhere』『I Could Have Danced All Night』『First Time Ever I Saw Your Face』『Once In A Lifetime』『Who Can I Turn To (When Nobody Needs Me)』『What Now, My Love?』『Second Time Around』『As Long As He Needs Me』『Everything's Coming Up Roses』『People』『Something Wonderful』。

やっぱり圧巻なのは『Goldfinger』である。他の曲もパワフルでドラマティックでエネルギッシュなボーカルを聴かせてくれるが、この曲は一味も二味も違って、彼女の「熱唱」はまさに魂の叫びであり、圧倒されるだけである。(視覚情報を遮るために)目を閉じてこの曲に集中して聴くと、その迫力に体が震えることになるぐらいで、感涙ものの世界である。映画「007」シリーズの主題歌の中でもこの曲は人気が高いということも一度聴けば理解できるであろう。

これ以外の曲でも彼女の熱唱はたっぷりと聴くことが出来る。それらの中でも『Somewhere』『Once In A Lifetime』『Second Time Around』『Something Wonderful』といった所をお薦め曲としてピックアップしておくが、いずれの曲も甲乙付けがたく、早い話、全曲お薦め曲である。(じっくりと聴き込むにはお腹が一杯になる16曲というのも嬉しいところである。)

彼女は'60'sから'70'sにかけて、「熱唱」することでその名を音楽史に残しているが、その「熱唱」は時が流れた現在でも全く見劣りするものではない。いや、それどころか彼女の様な魂からの「熱唱」を聴かせてくれる(女性)シンガーは出ていない。ということで、「熱唱」する(女性)シンガーといえば、やはりSHIRLEY BASSEYなのである。数あるオリジナル・アルバムも良いが、彼女の熱唱のダイジェストということで、ベスト盤も捨てがたいものがある。彼女の熱唱に酔いしれましょう!

 

Sassy Bassey

Sassy Bassey

  • アーティスト: Shirley Bassey
  • 出版社/メーカー: Pair
  • 発売日: 1991/10/11
  • メディア: CD


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