TANYA TUCKER『COUNTRY CLASSICS』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1997年にリリースされたベスト盤である。'70'sの前半はちょっとしたカントリーのブームが起こったが、そんな中で当時はティーンだった彼女の歌声はとても新鮮なものがあり、爽やかな印象を与えてくれた。本ベスト盤はそんな彼女の歌声を綴ったものであり、新鮮な気持ちにさせてくれるものである。但し、彼女の放ったあのヒット曲が収録されていないという所は不満点でもある。
収録されているのは以下の全15曲である。『Strong Enoough To Bend』『Love Me Like You Used To』『Just Another Love』『One Love At A Time』『Texas (When I Die)』『I Won't Take Less Than Your Love』『San Antonio Stroll』『Would You Lay With Me』『What's Your Mam's Name, Child』『Blood Red And Going Down』『Highway Robbery』『Walkin' Shoes』『The Jamestown Ferry』『If It Don't Come Easy』『Something』。
いずれの曲もがシンプルで、カントリーの王道を行くものであり、心を和ませてくれるものである。この中から筆者のお薦め曲をピックアップしておくと、『Love Me Like You Used To』『Texas (When I Die)』『San Antonio Stroll』『Highway Robbery』『Something』。(まあ、お薦め曲と言うよりもお気に入りの曲と言った方が正しいでしょうか...)
本ベスト盤は彼女を知るということとカントリーを知るということではちょっと通の心をくすぐる選曲ということで、カントリーがお好きな方にはお薦めの一枚である。尚、「あのヒット曲が収録されていないぞ!」というように、本ベスト盤リリース時には嘆いた方は、それから3年後に解消されることになり、「Vol.2」がリリースされることになり、現在ではそれとセットと考えれば良くなりました。
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