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WANG CHUNG『MOSAIC』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1986年に発表した彼らの4th.アルバムである。彼らは6人組だったが、本アルバムではメンバーが2人になってしまったが、ここにきてようやくビッグ・ヒットを生み出すことに至った。(が、その一曲だけ、つまり「一発屋」ということになりました。しかし、解散していたらそのヒットも生まれなかったのですから、やり続けるということは何らかのご褒美を与えてくれるものです。)サウンドは典型的なエレ・ポップのものであり、ダンス系のサウンドを聴かせてくれている。(まあ、数多くいる'80'sのエレクトリック・ダンス系ミュージックのバンド(本アルバムではデュオとなっていますが...)です。)シングル『Everybody Have Fun Tonight』が大ヒットを記録したこともあって、本アルバムもヒットを記録して、1987年のBillboard年間アルバム・チャートでは81位、レギュラー・チャートでは最高位41位を記録している。(最高位がTOP40に入っていないのに、年間チャートのTOP100に入るということは、ある程度のロング・ヒットになったということである。)アルバム全体を通してスピーディで有りながらも爽やかな感じを与えてくれる心地よいダンス系ビートを利かせてくれている。

収録されているのは以下の全8曲である。『Everybody Have Fun Tonight』『Hypnotize Me』『Flat Horizon』『Betrayal』『Let's Go』『Eyes Of The Girl』『Fool And His Money』『World In Which We Live』。

彼らと言えばやはりこの曲ということになる『Everybody Have Fun Tonight』であるが、テンポの良いダンス・ナンバーである。この曲は1987年のBillboard年間シングル・チャートでは12位、レギュラー・チャートでは最高位2位を記録するという大ヒットになっただけに、この曲のメロディぐらいは耳にしたことはあるでしょうね。何せ、結構街中のBGMでも流れていましたから。また、『Let's Go』もスマッシュ・ヒットとなったが、こちらの方は規模が小さく、年間シングル・チャートのTOP100には入っていない。(このヒット曲があるから「一発屋」とは言い難いのだが、『Everybody Have Fun Tonight』のヒットがあまりにも大きかったので、やはり「一発屋」と言う印象が強いのは仕方のない所なんでしょうね...)

彼らのサウンドには、爽やかな所があるだけに、そのダンサブルなメロディと共に体が自然と動き出してしまい、心地良さを与えてくれるものである。『Everybody Have Fun Tonight』は'80'sのダンス・ミュージックのオムニバス・アルバムの方にも収録されていることが多いが、より深く味わうにはやはり彼らのアルバムで聴いてもらいたい所である。'80'sのダンス系サウンドがお好きな方、'80'sポップスがお好きな方であれば、じっくりと聴きたくなるサウンドである。腰を落ち着けて聴いてみてください。

 

Mosaic

Mosaic

  • アーティスト: Wang Chung
  • 出版社/メーカー: Geffen
  • 発売日: 1996/03/19
  • メディア: CD


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