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MAD MAX2(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1981年の映画「マッド・マックス2」のサントラ盤である。メル・ギブソンの出世作となった「マッド・マックス」シリーズであるが、シリーズ第2作は、荒廃した近未来を舞台に、命の糧となる石油をめぐって争うことが日常茶飯事になった時代を舞台に、石油の争いに巻き込まれていくマックスと、対立して争う暴走族集団との戦いを描いたバイオレンス・アクション作品である。前作はB級作品だったが、大ヒットしたことで大きくスケールアップした作品でもある。

監督はジョージ・ミラー、M.ギブソン以外の出演者は、ブルース・スペンス、バーノン・ウェルズ、マイケル・プレストン、ヴァージニア・ヘイ、エミル・ミンティ、マックス・フィップスたちである。

この当時のサントラは、有名アーティストが主題歌を担い、更に多数の挿入歌もビッグ・ネームが集うと言った形のものはまだ殆ど無く、スコアが主体のものが主流であった。本サントラ盤も、そういうものであるが、作品の雰囲気にマッチしたサウンドを聴かせてくれている。音楽を担当したのはブライアン・メイであるが、この人はQUEENのギタリストと同姓同名であるが別人であり、オーストラリアの人である。(1997年に亡くなっている。)

収録されている曲は以下の全9曲である。『Montage (Main Title From The Road Warrior (Mad Max 2))』『Confrontation』『Marauder's Massacre』『Max Enters Compound』『Gyro Saves Max』『Break Out』『Finale And Largo』『End Title』『SFX Suite: Boomerang Attack/Gyro Flight/The Big Rig Starts/Breakout』。

荒廃した近未来というのは、SF小説では良くある設定であり、映画でも多数ある設定である。そのため、そういう時代を表現した音楽というのも多数あるが、本サントラ盤では、そういうちょっと暗い雰囲気を巧みに表現していて、ちょっと唸らせてくれる。また、アクション(バトル)シーンで使われた音楽は、テンポよくスピード感に満ちたものであり、作品を盛り上げてくれる。映画と同様に、ちょっと気分がめいっている時に、気分転換に聴くのに丁度いいサウンドである。(但し、曲を選ばないと、荒廃した閉塞感のある曲を聴くことにもなり、テンションが低下しまくること間違いなくなるので、ご注意を...)ということで、薬と同様にその聴き方には気をつける必要のあるサントラ盤である。

 

The Road Warrior: Mad Max 2 - Original Soundtrack

The Road Warrior: Mad Max 2 - Original Soundtrack

  • アーティスト: Brian May, Brian May
  • 出版社/メーカー: Varese Sarabande
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

マッドマックス2

マッドマックス2

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/09/08
  • メディア: DVD

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